アメリカンショートヘア : 船乗りネコの「アメショ」
船乗りネコの「アメリカンショートヘア」。我が家の猫「メオ」は「アメリカンショートヘア」です。
アメリカンショートヘアの歴史・起源
「アメリカンショートヘア」は、10世紀にローマ人によって「ヨーロピアンショートヘア」という種類のネコをイギリスに連れて行ったことが始まりです。ローマ人に連れてこられたネコ「ヨーロピアンショートヘア」は、イギリス現地では「ブリティッシュショートヘア」という名前を付けられることになります。
その後(※これはアメショの話しとして有名ですが)、「メイフラワー号」という船に乗って、イギリスからアメリカに渡ります。これが1620年の出来事。「メイフラワー号」はもともとは貨物船で、イギリスとヨーロッパ各国(例えばフランスなど)との間で物を運んでいました。
この「メイフラワー号」でアメリカに渡った後に、またアメリカ現地で名前が変わり、現在の「アメリカンショートヘア」になったということです。
アメリカンショートヘアの性格
アメショは、アメリカでは「マウサー」と呼ばれるほど、もともとネズミを捕まえるのが得意な品種です。「メイフラワー号」での役割はネズミ捕りだったと言われています。
行動は機敏で好奇心旺盛な性格、人懐っこくて自由奔放ですが、泣き叫んだりすることはなく静かな性格のネコが多いと言われています。
また、頭がよく躾しやすいのも特徴ですが、人に抱かれるのを嫌う傾向があるようです。我が家の「メオ」も抱き上げられるとすぐに不機嫌な顔をします。
我が家の家族の一員「メオ」はアメショです
メオは純血のアメショですので、日本国籍のアメリカ人(猫?)です。
船に乗ってアメリカへ渡った「船乗りネコ」も、元をたどっていくと飼い主がローマ人だったとは、何だか不思議な感じがします。
メオは完全な「家ネコ」(室内ネコ)なので、他の猫と接する機会はほぼ無いのですが、やはり猫同士が顔をあわせると、日本人(猫?)なのか、ハーフなのか、はたまた外国人(猫?)なのか、猫同士でも感じるところはあるのでしょうか?
「アメリカンショートヘア」の基本データ
英語表記 | American Short Hair |
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原産地 | ![]() |
誕生時期 | 1600年代 |
発生スタイル | 自然発生(※長時間をかけて種として確立されてきた品種) |
公認団体 | CFA(The Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association) |
ボディタイプ | セミコビー(※やや太い) |
カラー | 毛色:クラシックタビーパターン、マッカレルタビーパターン、単色、バイカラーなど多数、目色:毛色の濃さ準じる |