サイベリアン : 極寒の地ロシアで生まれた猫
極寒の地で生まれ進化してきたネコ「サイベリアン」についてです
サイベリアンの起源
「サイベリアン」はロシアで自然発生したネコですが、起源ははっきりとはわかっていません。
かなり古くからいるネコで、およそ1000年以上前からロシアに生息している品種です。
長い毛が特徴で、さまざまな長毛種、「ペルシャ」や「アンゴラ(ターキッシュアンゴラ)」などの祖先ではないかと考えられています。
1980年代に入ってから品種改良にとりかかり、1990年代にはアメリカへ連れて行かれます。
あまり知られていなかった「サイベリアン」がネコの品種として人々の間に広まったのは、2000年代に入ってからと、比較的最近のことです。
サイベリアンの特徴
「サイベリアン」は、ネコの中でもかなりの大型のネコで、体格は全体的にがっしりとしていて堂々とした印象が強いネコです。
ふさふさの毛並みは、特に寒い時期になると、より厚くふかふかになるので、北海道や東北地方など北国で暮らすことも問題ありません。
厚くふさふさの毛皮は、寒さから体を守るために二層構造になっており、たっぷりとしたアンダーコートを防水性のある長いオーバーコートが覆っています。
ロシア北東部の厳しい寒さの自然環境で生まれ育ったネコということもあり、性格は忍耐強くてたくましいネコですが、おっとりとした性格やふさふさの毛並みから温かい印象を受けます。
北国で生まれたネコというと「ノルウェージャンフォレストキャット」がいますが、共に見た目が似ていて、極寒の地に適応して進化してきたネコといえます。
毛色はブラウンマッカレルタビー、ブルータビーアンドホワイト、ブラックアンドタビー、タビーアンドホワイトなど様々なネコがおり、目の色は毛色に準じて様々なネコがいます。
「サイベリアン」はとても頭がよく、飼い主に従順なので飼いやすいネコだと言えるでしょう。
「サイベリアン」の基本データ
英語表記 | Siberian | |
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原産地 | ![]() | |
誕生時期 | 1000年代 | |
発生スタイル | 自然発生(※長時間をかけて種として確立されてきた品種) | |
公認団体 | CFA(The Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association) | |
ボディタイプ | ロングアンドサブスタンシャル(※がっしりして長い) | |
カラー | 毛色:ブラウンマッカレルタビー、ブルータビーアンドホワイト、ブラックアンドタビー、タビーアンドホワイトなど様々、目色:毛色に準ずる |