ハバナブラウン : とても賢いけれど甘えん坊
ブラウンで光沢のある毛並みがとても美しい「ハバナブラウン」についてです。
by Desaix83, d’après le travail d’Heikki Siltala
ハバナブラウンの起源
「ハバナブラウン」は、1950年代のはじめにイギリスでブラウンの毛色の遺伝子を持ったシールポイントの「シャム」と、「シャム」の血が混ざった黒猫との交配で誕生しました。
イギリスとアメリカとはタイプが別れて発展してきたネコで、イギリスでは「シャム」との交配により繁殖してきましたが、アメリカでは「シャム」との交配を禁止して来たため、独特のタイプになっています。
アメリカでのタイプを「ハバナブラウン」と呼び、イギリスの「ハバナ」とはタイプが違っているネコです。
「ハバナブラウン」はイギリスで誕生した後、一時期、あまり人気がなかったことから繁殖が行われなかった時期もありましたが、時代が変わり、はっきりと澄んだグリーンの瞳などが評価されはじめ1964年にCFAに品種として認定されました。
ハバナブラウンの特徴
まるでハバナ葉巻を連想させるような、ブラウンで光沢のある毛並みがとても美しいネコです。
毛足は短く、固めの毛質で、体に密着して綺麗に生えています。
また、大きくグリーンの澄んだ瞳は大きくてイキイキした印象が特徴です。
頭の大きさは体とバランスがとれていて、また大きな耳は先端が丸くなっています。
体型は、大きさも骨格も他の品種と比べても中くらいといったところ。筋肉質で引き締まった体のネコです。
体の大きさの割には脚が長く、スラリと細い四肢ですが、筋肉が引き締まっていてしっかりとしています。
性格は、「ハバナブラウン」の先祖である「シャム」に似て活発で好奇心旺盛、自由気ままによく動きまわります。
飼い主に対してとても甘えん坊で、飼い主の愛情を感じていないと機嫌が悪くなることもあるくらいです。
かまってもらえないと機嫌を損ねると言うと非常にわがままな印象がありますが、頭がよく飼い主とのコミュニケーションを取りたがる性格といえます。
「ハバナブラウン」は非常に賢いので、芸を覚えるネコもいるほどです。
「ハバナブラウン」の基本データ
英語表記 | Havana Brown |
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原産地 | ![]() |
誕生時期 | 1950年代 |
発生スタイル | 人為的発生(※ブリーダーが猫同士を交配させて生まれた品種) |
公認団体 | CFA(The Cat Fanciers’ Association) |
ボディタイプ | セミフォーリン(※やや細身) |
カラー | 毛色:ブラウン、目色:グリーン |