トンキニーズ : 「シャム」と「バーミーズ(バーミューズ)」から生まれた猫
活発で遊び好き、好奇心旺盛でいつも動き回っているネコ「トンキニーズ」についてです。
トンキニーズの起源
「トンキニーズ」の起源は、はっきりとはわかりませんが「シャム」が先祖であることは顔つきからもなんとなくわかります。
ルーツとしての説は、1800年代のキャットショーのチョコレートポイントの「シャム」だという説、また、1930年代に生まれたゴールドの「シャム」だという説などがあるようです。
記録としても残っている「トンキニーズ」の起源としては、1950年代から1970年代にかけてアメリカやカナダで「シャム」と「バーミーズ(バーミューズ)」との交配によって生まれたネコということです。
「トンキニーズ」として誕生した初期のころは「バーミーズ(バーミューズ)」のゴールドの毛並みと、「シャム」の模様が掛け合わさっていることから「ゴールデンシャム」とも呼ばれていました。
この「バーミーズ(バーミューズ)」と「シャム」の2種の関係は深いため、親同士が「トンキニーズ」の場合でも、「バーミーズ(バーミューズ)」や「シャム」の子猫が生まれることもあるようです。
トンキニーズの特徴
「トンキニーズ」の流れるようなボディーラインは、「シャム」と「バーミーズ(バーミューズ)」から受け継いだものです。
筋肉は固く発達していて筋肉質、走ったり動きまわるのが好きです。
毛並みはやや短く、つやつやと光沢があり、細くてやわらかい絹のような手触りです。
毛色はプラチナやナチュラルミンク、ブルーやシャンパンなどがあります。
頭の大きさは、変形のくさび型で、すっきりゆるやかなカーブを描いた輪郭です。
目は上部がアーモンド型に近く、下部はやや丸みを帯びていて、目の色はアクアブルーやグリーン、イエローグリーンの深く澄んだ色をしています。
耳は中くらいからやや大きくて、耳の幅よりもやや長さがあります。
また、まるで聞き耳をたてているように、少し前に傾いています。
性格は活発で遊び好き、好奇心旺盛でいつも動き回っているネコで、少し落ち着きが無いともいえます。
また環境への適応能力も高く社交的なので、他の動物や子供などと暮らすのも問題ないでしょう。
飼い主に対しては充実で、深い愛情を示してくれます。
「トンキニーズ」の基本データ
英語表記 | Tonkinese |
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原産地 | ![]() |
誕生時期 | 1800年代 |
発生スタイル | 人為的発生(※ブリーダーが猫同士を交配させて生まれた品種) |
公認団体 | CFA(The Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association) |
ボディタイプ | セミフォーリン(※やや細身) |
カラー | 毛色:プラチナやナチュラルミンク、ブルーやシャンパンなど、目色:アクアブルーやグリーン、イエローグリーン |