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肺高血圧症(はいこうけつあつしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

 

肺における血管の硬化などによって発生する病気があります。

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今回は、猫における循環器疾患、「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」について見ていきます。

肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)

他の心臓病に続発して起こる二次性の可能性が高い病気です。

「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」の原因・症状

「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」は、肺における血管の硬化や成長不良によって発生する病気で、症状としては、皮膚粘膜が青紫色になるチアノーゼ、呼吸困難、咳、運動不耐性などが認められます。
肺の血流が増加する、他の心臓病、「心房中隔欠損症」、「心室中隔欠損症」、「ファロー四徴症」、「動脈管開存症」、「心内膜床欠損症」などに続発することのある病気です。
(※「心房中隔欠損症(しんぼうちゅうかくけっそんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「心室中隔欠損症(しんしつちゅうかくけっそんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「ファロー四徴症(ふぁろーしちょうしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「心内膜床欠損症(しんないまくしょうけっそんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
また、心臓病の続発ではなく原発性の場合もあり、その原因は明確ではないのが現状です。
原発性の場合は、生まれてからすぐにチアノーゼ、呼吸困難、咳、運動不耐性などの症状が現れ、ほとんどの場合、生後およそ3年以内に死に至る可能性の高い病気です。
動物病院での診断は、原発性の場合は聴診やチアノーゼ、呼吸状態などの身体検査から、胸部X線検査による心臓の大きさ、肺の状態確認、心電図検査による不整脈の有無確認、超音波検査による血流状態の確認が行われることになるでしょう。
二次性の場合は原因となっている心臓病の診断に加え、追加検査により肺動脈の状態を確認し診断されることになるでしょう。
二次性の「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」である場合は、「赤血球増加症(多血症)」が続発している場合も多々あるようです。
(※「赤血球増加症(多血症) : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患」)
治療法としては、内科治療が行われることになるでしょう。
投与される薬としては、「アンジオテンシン変換酵素阻害薬」「肺血管拡張薬」「利尿薬」などが考えられます。
また、「赤血球増加症(多血症)」である場合は、血液を抜く瀉血(しゃけつ)、「造血抑制薬」の投与などが行われることになるでしょう。
二次性である場合は、原因病となる心臓病の治療に加えて、これらの治療が行われることになります。

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