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[骨肉腫(こつにくしゅ)]体軸骨格における骨肉腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

「骨肉腫」は、発生部位により大きく「体軸骨格」と「四肢骨格」の二つに分類されます。

木陰から覗く猫
今回は、猫における腫瘍性疾患「骨肉腫」のうち、「体軸骨格における骨肉腫」について見ていきます。

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骨肉腫(こつにくしゅ)

「骨肉腫(こつにくしゅ)」については、別の記事(「[骨肉腫(こつにくしゅ)]四肢骨格における骨肉腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患」)でもご紹介しましたが、「悪性骨形成性腫瘍(あくせいこつけいせいせいしゅよう)」とも呼ばれる病気です。
今回は、「骨肉腫(こつにくしゅ)」の発生部位で分類される「体軸骨格」「四肢骨格」の二つのうち、「体軸骨格」の骨肉腫について見ていきます。

体軸骨格における骨肉腫

「体軸骨格における骨肉腫」も、「四肢骨格における骨肉腫」と同様に中齢から高齢の猫を中心に多く発生しますが、極稀に若年の猫にも発症することがあります。

「体軸骨格における骨肉腫」の原因・症状

猫の「体軸骨格における骨肉腫」は、およそ10万匹に1匹ほどで、非常に稀であると言われています。
また人間、犬などにおける骨肉腫とは異なり、転移する確率も低いといわれています。
外科手術によって骨肉腫の発生部位を完全切除することは難しいと言われていますが、転移率も低いため完全切除できなかった場合でも予後の生存は比較的長いと言われています。
「体軸骨格における骨肉腫」は、体軸骨格の中でもその発生部位によって症状は異なります。
発生部位が「脊髄」の場合、運動障害、麻痺、跛行、便秘、尿漏れなどの症状が現れます。
また、発生部位が「脳」であった場合は、頭蓋骨の変形・腫脹、いびき、鼻水、くしゃみ、眼球突出、呼吸困難など様々な症状が現れます。
呼吸困難になると、息苦しそうに口を開けて呼吸するようになります。
状態が悪化すると、前足を左右に広げた状態で座り込み、胸を広げるようにしながら苦しそうに呼吸するようになります。
猫に異常が見られたらすぐに動物病院で診てもらうことが大切です。
動物病院での診断は、異常部位のX腺検査、組織生検、CT検査などによって行われます。
また骨肉腫の転移を考慮してリンパ節の検査を行うこともあるようです。
「四肢骨格における骨肉腫」と同様に、痛みが発生するため、治療としては痛み止めなどによる疼痛管理が行われます。
また、転移率が低いので、局所治療として外科手術が行われることになるでしょう。
しかし、治療が困難な部位で発生した場合は、短い生存期間のうちに死に至ることもあります。
外科手術を行い、不完全切除であった場合は、放射線治療を併用することもあるようです。
抗癌剤治療については、再発や転移の防止に有用であると考えられますが、事例としては少ないのが現状のようです。

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