MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

大腸における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

慢性的に血便や粘液便が見られたら注意が必要です。

%e3%81%8a%e6%98%bc%e5%af%9d
今回は、猫における消化器系の病気、「大腸における腫瘍」について見ていきます。

Sponsored Link

大腸における腫瘍

猫の大腸における腫瘍で多いのは「リンパ腫」「腺腫」「腺癌」だと言われています。

「大腸における腫瘍」の原因・症状

「大腸における腫瘍」の症状としては、慢性的な血便、粘液便、また腫瘤による大腸の狭窄が見られる場合は、便が細くなるなどといった症状が現れるといいます。
なお、「小腸における腫瘍」の症状としては慢性的な嘔吐、下痢、体重減少などで、小腸での出血がある場合は黒色便になります。
(※「小腸における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)
「大腸における腫瘍」の症状は、「大腸炎」(※「慢性大腸炎(まんせいだいちょうえん) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)とほぼ同様ですので、症状だけから判断するのは困難ではありますが、普段から猫の便を処理する際に下痢の有無、色、粘液婦役の有無、太さなどをチェックし、異常があるようなら動物病院で獣医師に診てもらうことが大切です。
動物病院では、直腸の内診、腹部の触診、X腺検査、超音波検査、血液検査、注腸造影検査、内視鏡検査などによって鑑別診断を行うことになるでしょう。
X腺検査では、腫瘍の有無を確認し、超音波検査では大腸の壁の厚さの確認を行います。
また血液検査では、全身の状態を評価するために行い、大腸へ造影剤を入れて行う注腸造影検査、あるいは内視鏡検査では、粘膜面の変化を確認します。
内視鏡検査が行われる際は、浣腸や船長を行って肛門から挿入し、大腸全体の状態の確認をしながら粘膜面の状態を評価することになるでしょう。
粘膜面の状態を確認することで、「腺癌」や「腺腫」の可能性のある隆起の有無を確認し、あるいは進行している場合に起こる「腫瘤」の有無の確認を行います。
大腸の壁の厚さが肥厚していたり、粘膜が不整の場合は「リンパ腫」の可能性もあります。
(※「リンパ腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患」)
粘膜に不整が起こっている場合は、内視鏡検査だけでは確定診断が行えない為、細胞を塊状に採取して検査する組織生検を行い、病理組織検査によって診断する必要があります。
大腸における「リンパ腫」の場合も、治療方法としては化学療法が選択されることになるでしょう。

(※関連記事「胃腸における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患」)

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

猫がチョコレートを食べると中毒症状を起こす危険が!

「2月14日はバレンタインデーだから猫にもチョコレートをあげよう」というのは危険です。「チョコレート」をはじめとした「カカオ」は、猫に食べさせてはいけないものの代表格ですので飼い主は十分に認識しておくことが必要です。

鼓腸(こちょう)、下痢 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

「鼓腸(こちょう)」や「下痢(げり)」は消化管における病気の徴候の可能性もあります。今回は、猫における消化器系の異常、「鼓腸(こちょう)」、「下痢(げり)」について見ていきます。

猫が誤食しないように気をつけるべき植物(球根・種)

部屋に飾っている花や観葉植物の中に、特に球根や種を猫が口にすると危険な植物があります。 猫が口にしてしまうと非常に危険な植物がたくさんあります。 今回は、危険な植物の中でも、球根や種を猫が食べてしまうと危険な植物について見ていきます。 なお …

僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

心臓の左心室の入り口に存在する「僧帽弁(そうほうべん)」の開口部が奇形のため狭くなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「僧帽弁狭窄症(ほうそうべんきょうさくしょう)」について見ていきます。

胸水(きょうすい) : 飼い主が知っておきたい呼吸器系の病気

体内において肺が位置する空間である胸腔内に水が溜まってしまう病気があります。今回は、猫における呼吸器疾患、「胸水(きょうすい)」について見ていきます。

「ほうれん草」など“アク”がでる野菜は猫にとって毒

“アク”がでる野菜には「シュウ酸」が含まれており、猫が「シュウ酸」を摂り過ぎると「尿路結石症」になってしまいます。「尿路結石症」は一度なってしまうと再発しやすい病気ですので、「ほうれん草」を食べさせないようにすることに加え、普段からの予防が大切です。

肺高血圧症(はいこうけつあつしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

肺における血管の硬化などによって発生する病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」について見ていきます。

腎周囲偽嚢胞(じんしゅういぎのうほう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

腎臓において発生する病気で、老猫によく見られる疾患があります。今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「腎周囲偽嚢胞(じんしゅういぎのうほう)」について見ていきます。

猫伝染性貧血、血栓症、心臓病 : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

猫に循環器系の病気の症状が現れたら、激しく動かすことは避けて安静な状態でできるだけ早く動物病院で診てもらうことが重要です。今回は、猫における循環器系の病気、「猫伝染性貧血」「血栓症」「心臓病」について見ていきます。

血尿症(けつにょうしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

尿の中に血液が混ざっている状態が「血尿症(けつにょうしょう)」です。今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「血尿症(けつにょうしょう)」について見ていきます。