MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

皮膚血管炎(ひふけっかんえん)、皮膚無力症(エーラス・ダンロス症候群) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気

 

皮膚の血管壁に起こる皮膚炎、先天的な異常による皮膚の病気があります。

外であくびする猫
今回は、猫における皮膚の病気、「皮膚血管炎(ひふけっかんえん)」、「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)について見ていきます。

Sponsored Link

皮膚血管炎(ひふけっかんえん)

「皮膚血管炎(ひふけっかんえん)」は皮膚の血管壁に異常が発生し、皮膚への血流が十分ではないために皮膚に障害が起こる病気です。

「皮膚血管炎(ひふけっかんえん)」の原因・症状

「皮膚血管炎(ひふけっかんえん)」の原因は、感染症や腫瘍、薬剤に対する反応、糖尿病や尿毒症などの代謝性疾患、ワクチン、自己免疫性疾患などさまざまです。
「皮膚血管炎(ひふけっかんえん)」になると、耳介や唇、口腔粘膜、足底、尻尾などの皮膚に青あざができたり、皮膚の脱落、潰瘍などが現れます。
また、食欲不振、元気消失、発熱、歩行障害などの全身症状も現れることがります。
動物病院では、病変部の皮膚を病理組織検査することによって診断を行うことになるでしょう。
原因が明確な場合は、原因に対する治療が行われることになりますが、原因が不明な場合が多く、その場合は、ステロイド剤や免疫抑制剤の投与、ビタミンEの服用などによって治療が行われることになるでしょう。

皮膚無力症(エーラス・ダンロス症候群)

「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)は先天的な病気です。

「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)の原因・症状

「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)は、皮膚のコラーゲン線維形成が先天的に異常を起こしているために、皮膚が過剰に伸びてしまい破れやすくなってしまう病気です。
「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)の猫は、皮膚が伸びてしまうためシワが多く、また皮膚が破れやすい状態にあるため、ちょっとしたことですぐに傷ができてしまう状態にあります。
動物病院での診断は、背中の皮膚をつまみ上げて皮膚を伸ばして測定する、皮膚伸展指数(背中の皮膚の伸びた長さ÷後頭部から尻尾の付け根までの長さ×100)によって行います。
皮膚伸展指数が19%異常である場合は「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)の可能性が高いと言われています。
また、並行して皮膚の病理組織検査を実施し、診断されることになるでしょう。
「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)は先天性の病気で、未だ有効な治療法がないと言われています。
「皮膚無力症」(エーラス・ダンロス症候群)の猫は、皮膚に気づかつかないよう普段の生活を気にする必要があります。

Sponsored Link

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

[放線菌症(ほうせんきんしょう)]ノカルジア症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

主に土の中にいる細菌による細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「放線菌症(ほうせんきんしょう)」のうち、「ノカルジア症」について見ていきます。

猫が誤食しやすく、内臓に刺さりやすいもの

つまようじやホッチキスの針、裁縫用の糸を通した状態の縫い針、床に落ちた画びょうなど、家の中で猫が誤食しやすく、食べてしまうと内臓に刺さったり傷つけてしまうものについてです。

[再生性貧血]溶血性貧血(ピルビン酸キナーゼ欠損症、ポルフィリン症) : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

「貧血」症状について、原因などから少し詳細について見ていきます。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「貧血」の中の「再生性貧血」である「溶血性貧血」(ピルビン酸キナーゼ欠損症、ポルフィリン症)についてです。

フィラリア症(犬糸状虫症) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

数年間に渡って心臓、および心臓周辺の血管で繁殖を続ける感染病があります。今回は、猫における循環器疾患、「フィラリア症」について見ていきます。

癌(がん)・リンパ腫、猫エイズ(FIV) : 飼い主が知っておきたい重い病気

かかると重い病気として「癌(がん)・リンパ腫」や「猫エイズ」という病気があります。今回は、これら猫における重い病気、「癌(がん)・リンパ腫」、「猫エイズ」について見ていきます。

咀嚼筋筋炎(そしゃくきんきんえん)、腫瘍随伴性筋炎(ずいはんせいきんえん) : 飼い主が知っておきたい筋肉疾患

猫の体の筋肉に起こる病気についてです。今回は、猫の筋肉疾患、「咀嚼筋筋炎(そしゃくきんきんえん)」「腫瘍随伴性筋炎(しゅようずいはんせいきんえん)」について見ていきます。

拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

心臓の大きさが拡大し、心臓の筋肉の動きが悪くなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)」について見ていきます。

ネコカリシウイルス性関節症 : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

ウイルス感染が原因で起こる一過性の多発性関節炎があります。今回は、猫の骨関節疾患、「ネコカリシウイルス性関節症」について見ていきます。

卵巣における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

メス猫特有の卵巣における腫瘍は、報告例としては少ない病気です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「卵巣における腫瘍」について見ていきます。

進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

同時多発的に全身の関節に炎症が起こる病気があります。今回は、猫の骨関節疾患、「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」について見ていきます。