MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

下垂体(かすいたい)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

脳の奥に位置する「下垂体」に腫瘍ができると、視力喪失することがあります。

寝起きの猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「下垂体(かすいたい)における腫瘍」について見ていきます。

Sponsored Link

下垂体(かすいたい)における腫瘍

「下垂体(かすいたい)における腫瘍」の多くは良性腺腫で、成長ホルモンを分泌するものが多いようです。
また「ACTH」という、副腎皮質刺激ホルモンを放出することでステロイドホルモン放出が分泌されることとなるタイプもあるようです。

「下垂体(かすいたい)における腫瘍」の原因・症状

「下垂体(かすいたい)における腫瘍」により、その周りが圧迫されることによって症状がでるということは少ないようですが、視力が喪失するという症状が現れるのが一般的なようです。
「成長ホルモン」が分泌されるタイプの腫瘍である場合、「成長ホルモン」が「末端肥大症」の原因となったり、「糖尿病」を引き起こすこともあります。
また「ACTH」が分泌されるタイプの腫瘍である場合、「クッシング病」(「癲癇(てんかん)、クッシング病(副腎皮質機能亢進症) : 飼い主が知っておきたい重い病気」)を引き起こすことになります。
動物病院での診断は、視神経における神経学的検査、CT検査、MRI検査、また血液検査による高血糖の有無などによって行われます。
治療は、放射線治療、または外科手術による摘出を行うことになりますが、外科手術は術後の死亡率が高いため、専門的な施設で行うことが望まれます。

 

「末端肥大症(まったんひだいしょう)」

「下垂体(かすいたい)における腫瘍」によって「成長ホルモン」が分泌されることにより、臓器肥大、体重増加、関節症、下顎の突出、心臓の肥大などの症状を引き起こし、その状態を「末端肥大症(まったんひだいしょう)」といいます。
心臓が肥大している場合、心不全の症状が現れることもあります。
また、「末端肥大症(まったんひだいしょう)」では腎不全や糖尿病を併発していることも多いようです。
症状を抑えるためには、放射線治療による下垂体腫瘍の治療が必要となります。

 

「副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)」

「下垂体(かすいたい)における腫瘍」によって「ACTH」(副腎皮質刺激ホルモン)が放出され副腎皮質からステロイドホルモンを放出する刺激が与えられます。
「副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)」は、副腎皮質からステロイドホルモンが過剰に放出されることにより、体重増加、多飲多尿、肝臓の腫大、感染への抵抗性低下、膀胱炎、糖尿病などの症状が現れます。
いずれにしても発生した症状に対する対症療法が行われます。
また、下垂体腫瘍に対する放射線治療、副腎腫瘍に対しては、外科手術による治療を行うことになるでしょう。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

[白血球増加症・減少症]好塩基球(こうえんききゅう)増加症、単球(たんきゅう)増加症、リンパ球増加症・減少症 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

血液中の「白血球」が増加、減少することによる異常についてです。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「白血球増加症・減少症」における、「好塩基球(こうえんききゅう)増加症」「単球(たんきゅう)増加症」「リンパ球増加症・減少症」について見ていきます。

猫に「ネギ」を食べさせてはいけません

「長ネギ」をはじめ、「玉ねぎ」「ニラ」「らっきょう」なども「ネギ」類ですので、猫に食べさせてはいけません。猫が「ネギ」類を食べてしまうと「ネギ中毒」になり、元気がなくなったり嘔吐やふらつき、下痢や血色素尿(赤い尿)、黄疸、肝臓肥大などの症状がでます。

進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

同時多発的に全身の関節に炎症が起こる病気があります。今回は、猫の骨関節疾患、「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」について見ていきます。

下部尿路感染症(かぶにょうろかんせんしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

猫の膀胱や尿道における感染症があります。今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「下部尿路感染症(かぶにょうろかんせんしょう)」について見ていきます。

皮膚における肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ) : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

若齢から老齢まで幅広い年齢層で発生する腫瘍性疾患です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「皮膚における肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)」について見ていきます。

猫がチョコレートを食べると中毒症状を起こす危険が!

「2月14日はバレンタインデーだから猫にもチョコレートをあげよう」というのは危険です。「チョコレート」をはじめとした「カカオ」は、猫に食べさせてはいけないものの代表格ですので飼い主は十分に認識しておくことが必要です。

胆管系(たんかんけい)における腫瘍、膀胱(ぼうこう)腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

猫における腫瘍としては、肝臓腫瘍よりも多く発生する可能性があるのが単館系の腫瘍です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「胆管系(たんかんけい)の腫瘍」「膀胱(ぼうこう)腫瘍」について見ていきます。

肺高血圧症(はいこうけつあつしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

肺における血管の硬化などによって発生する病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう)」について見ていきます。

ファロー四徴症(ふぁろーしちょうしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

心臓における先天性の病気についてです。今回は、猫における循環器疾患、「ファロー四徴症(ふぁろーしちょうしょう)」について見ていきます。

蕎麦
猫が蕎麦を食べると蕎麦アレルギーを起こす危険が!

ネコに「蕎麦」を食べさせることでの危険性は「蕎麦アレルギー」反応が出るかもしれないというリスクにあります。「蕎麦アレルギー」を含めた食物アレルギー反応が出やすいのは、子猫に多く見られますので、幼猫と暮らしている飼い主は特に注意が必要です。