MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

[骨肉腫(こつにくしゅ)]四肢骨格における骨肉腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

「骨肉腫」の中でも最も一般的に知られている病気は「癌」(悪性腫瘍)です。

野良猫が振り向く様子
今回は、猫における腫瘍性疾患「骨肉腫」のうち、「四肢骨格における骨肉腫」について見ていきます。

Sponsored Link

骨肉腫(こつにくしゅ)

「骨肉腫(こつにくしゅ)」は、骨や軟骨、脂肪、筋肉、血管などにおける結合組織細胞に発生する癌である「肉腫」の組織型の一つです。
「悪性骨形成性腫瘍(あくせいこつけいせいせいしゅよう)」とも呼ばれる病気で、狭義の「癌腫」とは区別されます。
「骨肉腫(こつにくしゅ)」の発生部位としては大きく「体軸骨格」と「四肢骨格」の二つに分類されます。
猫の「骨肉腫(こつにくしゅ)」では、体軸、四肢骨格ともに発生頻度は同程度であると言われており、更に四肢骨格における発生の場合、後ろ足に多く発生する傾向にあると言われています。

四肢骨格における骨肉腫

「四肢骨格における骨肉腫」は、中齢から高齢の猫に多く発生し、症状としては慢性的に足を引きずるようになる跛行(はこう)が現れ、病状が悪化し病的骨折が起こると突然、跛行が悪化します。

「四肢骨格における骨肉腫」の原因・症状

「四肢骨格における骨肉腫」が発生した場合、飼い主が動物病院に連れて行くまでの間少し様子をみていることが多く、発生から病院に連れて行くまでの期間はおよそ3ヶ月程度かかっていると言われています。
症状としては、跛行(はこう)、痛み、痛みによる元気消失、食欲不振などがありますが、あまり特徴的な症状がないため、発生から診断までの時間が長くなってしまう傾向にあります。
動物病院での診断は、X腺検査、病理組織検査等によって行われることになるでしょう。
またCT検査によって、リンパ節などへの転移についても検査が行われます。
「四肢骨格における骨肉腫」の場合、痛みが起こっているため、痛み止めの治療が行われます。
また、四肢骨格における骨肉腫への直接の対処としては、断脚術が行われることとなります。
断脚術を行うことで、確定診断が行われるとともに、治療としては猫が痛みから開放されることになります。
その後、転移が見られなければ治療は断脚のみとなりますが、その後の平均生存期間はおよそ2年以内と言われており、他の癌と比較すると長期生存が可能であるといわれています。
猫における骨肉腫の転移率は、犬などでの例よりも比較的低く、20〜30%と言われていますが、もし転移が見られるようであれば、抗がん剤の投与による治療が行われることになります。

Sponsored Link

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

猫は「青魚」を食べ過ぎると病気になる

ネコが「サンマ」や「イワシ」などの「青魚」を食べ続けると、おなかや胸のあたりにしこりができ始め、皮下脂肪が炎症を起こし、痛みを感じるようになり、すると人に触られるのを嫌がったり歩行障害を起こしたり、症状がひどいと死んでしまうこともあります。

スタッドテイル、クリプトコッカス症 : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気

細菌感染や真菌への感染が原因で起こる皮膚炎があります。今回は、猫における皮膚疾患、「スタッドテイル」「クリプトコッカス症」について見ていきます。

鼻咽頭(びいんとう)ポリープ、鼻における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

およそ2歳未満の子猫に発生する腫瘍性疾患についてです。今回は、猫における腫瘍性疾患、「鼻咽頭(びいんとう)ポリープ」について見ていきます。

[リンパ・造血器腫瘍]白血病(慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病) : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

「慢性白血病」は、症状がゆるやかに進行する白血病です。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「白血病」における「慢性骨髄性白血病(まんせいこつずいせいはっけつびょう)」、「慢性リンパ球性白血病」について見ていきます。

癌(がん)・リンパ腫、猫エイズ(FIV) : 飼い主が知っておきたい重い病気

かかると重い病気として「癌(がん)・リンパ腫」や「猫エイズ」という病気があります。今回は、これら猫における重い病気、「癌(がん)・リンパ腫」、「猫エイズ」について見ていきます。

[止血凝固異常]血友病(けつゆうびょう)、フォン・ヴィレブランド病 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

遺伝性疾患による、血液凝固機構の異常=「止血凝固異常」についてです。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「血液凝固異常」における「血友病(けつゆうびょう)」「フォンヴィレブランド病」について見ていきます。

上皮小体(じょうひしょうたい)(副甲状腺)における腫瘍、膵臓(すいぞう)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「上皮小体(じょうひしょうたい)」の腫瘍は、猫においては稀なケースではあるようです。今回は、猫における腫瘍性疾患、「上皮小体(じょうひしょうたい)における腫瘍」「膵臓(すいぞう)における腫瘍」について見ていきます。

猫が誤食しやすく、内臓に刺さりやすいもの

つまようじやホッチキスの針、裁縫用の糸を通した状態の縫い針、床に落ちた画びょうなど、家の中で猫が誤食しやすく、食べてしまうと内臓に刺さったり傷つけてしまうものについてです。

ロタウイルス性腸炎、レオウイルス感染症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

猫を含む哺乳類の動物に感染する恐れのあるウイルス感染症についてです。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「ロタウイルス性腸炎」、「レオウイルス感染症」について見ていきます。

脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)、脊椎奇形(せきついきけい) : 飼い主が知っておきたい脳脊髄疾患

猫の脊髄における異常についてです。今回は、猫の脳脊髄疾患、「脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)」「脊椎奇形(せきついきけい)」について見ていきます。