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癲癇(てんかん)、クッシング病(副腎皮質機能亢進症) : 飼い主が知っておきたい重い病気

 

痙攣(けいれん)や水の多飲、多尿などの異常がみられたら早めに動物病院へ連れて行きましょう。

見上げ猫
今回は、「癲癇(てんかん)」、「クッシング病」(副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう))について見ていきます。

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癲癇(てんかん)

脳の異常な電気活動による筋肉の収縮で痙攣(けいれん)が起こるのが癲癇(てんかん)です。

「癲癇(てんかん)」の原因・症状

「癲癇(てんかん)」は神経系の障害で、激しい痙攣(けいれん)が起こります。
適切な処置が行われないまま放置すると痙攣を起こす間隔が徐々に短くなり、痙攣重積状態に陥ります。
「癲癇(てんかん)」の原因は様々なことが考えられますが、原因としては、腎臓疾患(じんぞうしっかん)、肝臓疾患(かんぞうしっかん)、低血糖症(ていけっとうしょう)、脳腫瘍(のうしゅよう)、低カルシウム血症に加えウイルス感染や細菌感染などの感染症などが考えられます。
「癲癇(てんかん)」の発作の第一段階は猫の落ち着きがなくなったり神経過敏になっているような行動が見られるようになり、その後、猫の意識が喪失し、目をむいた状態で呼吸が激しくなり、足は硬直して、顎をガクガクさせます。
やがて痙攣が治まると呼吸も正常にもどり、意識を取り戻します。
発作後は混乱状態になりぼーっとしているようにみえるかもしれません。
回復期には食欲が出て通常より多めに食べるようになり、またいつもより鳴き声を上げて徘徊するようになります。
「癲癇(てんかん)」の症状が見られたら、猫を安静にさせて出来る限り早い段階で動物病院に連れて行って診てもらいましょう。
「癲癇(てんかん)」の発作が勃った時は、痙攣している最中、猫をさわらないようにし、可能であれば暗くしてあげるのが良い対応です。
また、周りに物がある場合は、猫が怪我をしないように移動させましょう。
痙攣が治まったら猫を安心させてあげて、回復後に動物病院につれていくようにしましょう。

クッシング病(副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう))

多飲猫
「クッシング病」は副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が過剰分泌されることによっておこります。

「クッシング病」(副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう))の原因・症状

「クッシング病」は専門的には「副腎皮質機能亢進症(ふくじんひしつきのうこうしんしょう)」と言われており、腎臓の上部に位置する副腎の異常により発生します。
副腎は2つある小さな臓器で、分泌されるコルチゾールは、血糖値の上昇や心拍数の増加、炎症を制御するなど、体が緊急時に対処するのを助けるホルモンです。
このステロイドコルチゾールが過剰分泌されてしまうことにより異常が発生します。
「クッシング病」の徴候は、異常に喉が渇き多飲したり、大量の尿がでたり、また腹部の腫大、被毛色の変化、脇腹の脱毛などです。
このような症状が猫にみられたらすみやかに獣医師の診察をうけることが大切です。
「クッシング病」は下垂体腫瘍や副腎腫瘍により起こりますが、下垂体腫瘍が原因であることのほうが多い傾向にあります。
動物病院では、ホルモン検査を行うことにより病気を特定し、原因を特定したうえで治療に移ります。
薬の投与による治療の場合もあれば、外科的手術により原因となっている腫瘍を切除する必要があることもあります。
病状が悪化するまえに、動物病院に連れて行って早めに治療できるよう、普段から猫を観察しておくことが大切です。

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