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非結核性(非定型)抗酸菌症(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきんしょう) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

 

土壌や水中に広く分布している菌による細菌性疾患があります。

野原で座る猫
今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「非定型抗酸菌症(ひていけいこうさんきんしょう)」について見ていきます。

非結核性(非定型)抗酸菌症(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきんしょう)

「マイコバクテリウム属」の細菌は、悪性慢性呼吸器疾患である「結核」の原因菌が含まれていることから「結核菌」と言われることもありますが、結核以外の病気を引き起こす菌が含まれていることもあります。

「非結核性(非定型)抗酸菌症(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきんしょう)」の原因・症状

「マイコバクテリウム属」の菌は酸性条件に強い抵抗性を示すため「抗酸菌」と呼ばれることもあります。
結核の原因となる菌種は「定型マイコバクテリウム」「定型抗酸菌」と呼ばれる一方、それ以外の「マイコバクテリウム属菌」を「非結核性(非定型)抗酸菌(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきん)」と呼びます。
「非結核性(非定型)抗酸菌(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきん)」が結核以外の疾病を起こした場合のことを、「非結核性(非定型)抗酸菌症(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきんしょう)」と呼びます。
「非結核性(非定型)抗酸菌(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきん)」のうち、マイコバクテリウム・フォーチュイタムなどが経口的、または外傷から経皮的に感染することで発病します。
「非結核性(非定型)抗酸菌(ひけっかくせい(ひていけい)こうさんきん)」は土壌や水中に広く分布していると言われています。
症状としては、当初は四肢の橋や関節、背中は腹部の感染部皮膚に、膿疱やかさぶたを持つ小結節、皮疹が発生します。
悪化するにつれて皮疹が大きくなり、皮膚からはフケがでるようになり、そのご硬化して少肉芽種に変化します。
内臓に感染した場合は、内臓に肉芽腫が形成されます。
免疫抑制状態の猫の場合は、短期間で掻く臓器への感染が広がる危険があります。
治療としては、対症療法により、全身を回復させるための治療が行われることになるでしょう。
ただ、結核型は完治する可能性が低いのが実情です。
体表部リンパ節に大きな皮膚結節が現れる類癲型(るいてんがた)と呼ばれる病型の場合は、外科手術により切除が試みられることもあります。
また、抗菌剤投与によって治療が行われます。
病状の悪い嚢胞性水疱変性などを引き起こす日和見感染型である場合は、抗菌剤を長期間投与することで症状の改善を図ることになるでしょう。

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