アメリカンカール : 耳がカールしている猫!

くるんと耳がカールしているのがチャームポイントのネコ「アメリカンカール」についてです。

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by hungrynerd

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アメリカンカールの起源

「アメリカンカール」としての始まりは、なんと”野良猫”です。
アメリカ、カリフォルニア州レークランドに住んでいたグレース&ジョールーガ夫妻の家に、ある日耳がカールした子猫が迷い込んできてその家にそのまま住みついたのが始まりといわれています。
グレース&ジョールー夫妻は、この猫に「シュラミス」という名前をつけて育てました。
「シュラミス」 はやがて4匹の子猫を産み、そのうち2匹が母親と同様に耳がカールしていた子猫でした。
「アメリカンカール」という品種のネコは、この「シュラミス」が起源とされています。
「アメリカンカール」は全てこの「シュラミス」の血を引いているネコということになります。
耳がカールしているのは、突然変異によるものではないかと予測されています。

アメリカンカールの特性

「アメリカンカール」には、長毛種(毛が長いネコ)と短毛種(毛が短いネコ)がいます。
もともとは全てが長毛種だったのですが、品種改良されるうちに短毛種が生まれたようです。
「アメリカンカール」の一番の特徴は、耳がカールしているところ。
ブリーダーなどにとっても、この耳のカールしている度合いが重要だと言われます。
耳は90度から180度カールしているネコもおり、大きさはやや大きめです。
耳の付け根は幅広くてゆるやかに後ろにそっており、耳の先端は丸い形をしています。
耳のカールしている方向は、後頭部に向かうようにくるんとカールしています。
「アメリカンカール」の性格は人懐っこくて、比較的おとなしいネコです。
賢いネコですので、しつけはし易いタイプです。
環境へ順応しやすい性格で、子供に少しくらいであれば手荒に可愛がられても動じず、平気な顔をしています。
好奇心が強く人懐っこいので、どこにでもついてきます。
成長してからも遊び好きで、しかも甘えてくるのでともて可愛らしいネコです。

「アメリカンカール」の基本データ

英語表記 American Curl
原産地 アメリカ合衆国
誕生時期 1981年
発生スタイル 突然変異的発生(※突然変異で生まれ、変わった特徴を固定させた品種)
公認団体 CFA(The Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association)
ボディタイプ セミフォーリン(※やや細身)
カラー 毛色:ホワイト、ブラックなどの単色、バイカラー、トータシェル、タビーなど全色、目色:毛色とは無関係