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胃内異物(いないいぶつ) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

誤飲、誤食による異常についてです。

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今回は、猫における消化器系の異常、「胃内異物(いないいぶつ)」について見ていきます。

胃内異物(いないいぶつ)

「胃内異物(いないいぶつ)」には、桃など果物の種、ゴム手袋、ボール、おもちゃなどの誤食が考えられます。

「胃内異物(いないいぶつ)」の原因・症状

猫の誤食には十分注意する必要があります。
「胃内異物(いないいぶつ)」の原因としては、桃など果物の種、ゴム手袋、ボール、おもちゃ、靴下、タオルなどさまざまなものの誤食が考えられます。
猫は、あまり大きな異物を飲み込むことは通常はありませんが、おもちゃなどに付随するプラスチック部品などは飲み込みやすいものの一つです。
また、紐状の異物を飲み込んでしまうと、舌に絡まり、食道を通過して、胃や小腸までつながってしまっていると言ったことも発生する可能性があります。
この場合は、紐を無理やり引っ張ってしまうと内臓を引き裂いてしまう可能性があるため非常に危険です。
「胃内異物(いないいぶつ)」の場合、嘔吐、食欲不振などが起こることもありますが、無症状の場合もあります。
動物病院では、異物を飲み込んでしまった可能性がある場合、単純X線検査、造影検査で診断することもありますが、異物を飲み込んだ可能性が高い場合は内視鏡検査をすることで診断に加えて摘出もかねて実施する場合もあるようです。
しかし、内視鏡によって同時に摘出する場合、異物の大きさには限界があり、球状であればおよそ直径3cm以下までとなります。
それ以上の大きさである場合は外科手術によって胃の切開が必要になるでしょう。
また、紐状の異物を飲み込んでしまっている場合も外科手術によって異物を摘出する必要が出て来るでしょう。
大きさがさほどではなく、また尖ったり角ばった構造ではない異物の場合、薬剤の投与によって嘔吐を引き起こし、吐き出させるということを試みる場合もあるようですが、胃粘膜を傷つける可能性も考えられるため、リスクも考慮し判断する必要があります。

(※「食道内異物(しょくどうないいぶつ) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)
(※「猫が誤食しやすく、内臓に刺さりやすいもの」)
(※「猫が誤食しやすく、腸閉塞になりやすいもの」)
(※「猫が誤食しないように気をつけるべき植物(花・葉・茎)」)
(※「猫が誤食しないように気をつけるべき植物(球根・種)」)

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