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破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)、歯垢・歯石(しこう・しせき) : 飼い主が知っておきたい口の病気

 

虫歯のような症状や歯垢、歯石など猫における口の異常についてです。

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今回は、猫における猫における口の異常、「破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)」、「歯垢・歯石(しこう・しせき)」について見ていきます。

破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)

猫の「虫歯」は少ないのですが、一見「虫歯」のように思われる「歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)」という病気があります。

「破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)」の原因・症状

「破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)」は、歯の付け根部分に「吸収病巣(きゅうしゅうびょうそう)」というものができることで、歯が部分的にへこんだり、「虫歯)のように穴があいてしまう病気です。
「破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)」は「ネックリージョン」とも呼ばれ、4歳以上の猫のおよそ50%以上において発症するとも言われる、非常に発症率の高い病気です。
明確な原因はわかっておらず、猫の歯の組織にある「破歯細胞(はしさいぼう)」が歯をこわしてしまう病気です。
症状としては、状態によって変わりますが、歯に痛みを感じるようになります。
動物病院での診断は、歯科検診などによって行われることになりますが、歯科用CT検査などによって歯だけではなく顎の骨の状態の確認など
も必要になるでしょう。
治療は全身麻酔で行われ、状態が悪ければ歯を抜くことになりますが、初期段階であれば歯の穴の開いている部分を充填するといったことも可能なようです。

歯垢・歯石(しこう・しせき)

口の中の唾液に含まれている「カルシウム塩」が食べ物と一緒に葉に付着することで「歯垢・歯石」となります。

「歯垢・歯石(しこう・しせき)」の原因・症状

唾液内の「カルシウム塩」と食べ物が混ざって歯に付着した状態が「歯垢」です。
「歯垢」を取り除くこと無く時間が立ってしまうと、石灰化し「歯石」になります。
特に柔らかい食べ物などが歯に付着しやすく「歯垢・歯石(しこう・しせき)」の原因となることがあります。
症状としては、口臭が強くなる、歯肉炎が発生するなどが考えられます。
「歯垢」であれば、歯のお手入れをすれば簡単に除去することができまさうが、「歯石」になってしまった場合は動物病院で除去する必要が出てきます。
動物病院で「歯石」を除去する場合は、全身麻酔をかけた上で、歯根の炎症が発生している場合は同時に治療が行われることになるでしょう。
「歯垢・歯石(しこう・しせき)」の予防としては、硬いものを噛ませるようにすることや、普段から歯のお手入れをすることなどが有効です。

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