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エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)は猫にとって毒

 

猫の体は、エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)を分解することができません。


エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)を猫が摂取すると、植物成分によって中毒症状を起こすことがあります。
猫のことを考えた場合、エッセンシャルオイルを直に猫の肌や毛に塗ることはもちろんのこと、猫のいる部屋でアロマオイルを焚くことも避けるべきでしょう。
猫が直接的に肌からエッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)を摂取してしまった場合は急性中毒となり、また部屋でアロマオイルを焚くなどによって空気を介してゆっくり吸収した場合は有害成分が体内に蓄積され慢性中毒を起こすことがあります。
その場合、吐き気や食欲不振、ぐったりしてしまうなどの症状が見られ急性中毒の場合は重症になる危険も考えられます。
このことは、比較的最近発覚したということもあり、まだあまり広くしられていないようです。
ペットがいる家だと、動物臭を消すためにアロマオイルを炊いてしまっているということも十分に考えられます。
猫の飼い主は、エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)の猫における危険性を把握した上で十分に注意することが大切です。

エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)が猫に良くないということが判ったのはまだ最近のこと


エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)が猫にとって有害であるということは、オーストラリアやニュージーランド、インドネシアに生息する常緑植物「ティーツリー(ティートゥリー)」から抽出される「ティーツリー(ティートゥリー)」と呼ばれる精油が含まれたシャンプーなどを猫に使用したことによって猫の具合が悪くなったという事例が、1990年代のアメリカで相次いで発生したのがきっかけとなり、判かったと言われています。
その後、アメリカの大学で「ティーツリー(ティートゥリー)」の猫への影響について研究されることとなり、その結果「ティーツリー(ティートゥリー)」の精油が猫に中毒症状を起こすということが判ったと言われています。
「ティーツリー(ティートゥリー)」には抗菌・消臭効果があるため、犬や馬などの動物におけるノミやダニへの対策として「ティーツリー(ティートゥリー)」を含むシャンプーや消臭スプレーなどを使用することがありました。
まだ有害であることが認知されていなかった頃は、同様に猫にも使用されることがあったのかもしれません。
猫にとって「ティーツリー(ティートゥリー)」の精油が有害であるということは立証されているようですが、他の種類のエッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)については、まだ明確ではないものもあるようです。
しかし「ティーツリー(ティートゥリー)」が猫にとって有害であるということが立証されている限り、猫のことを考えるとエッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)全般において、できる限り使用しないほうが良いと言えるでしょう。

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