MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

水腎症(すいじんしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

 

お腹にしこりが感じ取られるようになって気づくことが多い病気です。

%e7%8c%ab%e3%81%a8%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%b2%e3%82%99%e3%82%89
今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「水腎症(すいじんしょう)」について見ていきます。

Sponsored Link

水腎症(すいじんしょう)

「水腎症(すいじんしょう)」は、尿を運ぶための尿路が塞がってしまうことで「腎盂(じんう)」に尿がたまり、腎臓全体が腫れてしまう病気です。

「水腎症(すいじんしょう)」の原因・症状

「水腎症(すいじんしょう)」の発症は、二つある腎臓のうち片側一つで起こることが多いようです。
腎臓の片側のみで発症した場合はもう一つの腎臓が機能するため、症状が表れず無症状の場合が多く存在し、身体検査や普段生活している中での観察によってお腹にしこりを感じることではじめて気づくことが多いと言われています。
両側の腎臓で「水腎症(すいじんしょう)」が発症した場合、「水腎症(すいじんしょう)」の前に「腎不全(じんふぜん)」となり「尿毒症(にょうどくしょう)」の症状が見られることがあります。
(※「腎不全(じんふぜん)、尿失禁 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)
(※「高窒素血症(こうちっそけっしょう)・腎不全(じんふぜん)・尿毒症(にょうどくしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気」)

「水腎症(すいじんしょう)」の原因は、尿路が何かしらの原因によって塞がれてしまうことです。
尿路を塞ぐ原因として考えられるのは、「尿路結石(にょうろけっせき)」、「尿道結石(にょうどうけっせき)」、「膀胱腫瘍」、「ヘルニア」、先天的な奇形などが挙げられます。
(※「結石症(けっせきしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気」)
(※「精巣腫瘍(せいそうしゅよう)、尿路結石症(にょうろけっせきしょう) : 飼い主が知っておきたいオス猫の病気」)
動物病院での診断はX線造影検査や超音波検査によって行われることになるでしょう。
「水腎症(すいじんしょう)」の治療としては、尿路を塞いでいる原因を明確にした上で除去することが第一となります。
しかし、腎臓の機能が完全に失われている場合や、または片側の腎臓機能は残っており腫れた腎臓が他の臓器を圧迫していることによって障害が起こっている場合などは、外科手術によって「水腎症(すいじんしょう)」が発生している腎臓を摘出することもあります。
「腎不全(じんふぜん)」を発症している場合や「尿毒症(にょうどくしょう)」の症状が見られる場合は、尿路を塞いでいる原因を除去した後にそれぞれ発症している疾患に対する治療を行うことになるでしょう。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

カンピロバクター感染症(カンピロバクター性腸炎) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

他の動物から感染する細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「カンピロバクター感染症」(カンピロバクター性腸炎)について見ていきます。

全身性エリテマトーデス(SLE)、皮膚型エリテマトーデス(円板状紅斑性狼瘡) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気

抗原と免疫抗体の複合体ができてしまうことによって異常が発生する病気があります。今回は、猫における皮膚の寄生虫病、「全身性エリテマトーデス」(SLE)、「皮膚型エリテマトーデス」(円盤状紅斑性狼瘡(えんばんじょうこうはんせいろうそう))について見ていきます。

[リンパ・造血器腫瘍]白血病(慢性骨髄性白血病、慢性リンパ球性白血病) : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

「慢性白血病」は、症状がゆるやかに進行する白血病です。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「白血病」における「慢性骨髄性白血病(まんせいこつずいせいはっけつびょう)」、「慢性リンパ球性白血病」について見ていきます。

[白血球増加症・減少症]好塩基球(こうえんききゅう)増加症、単球(たんきゅう)増加症、リンパ球増加症・減少症 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

血液中の「白血球」が増加、減少することによる異常についてです。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「白血球増加症・減少症」における、「好塩基球(こうえんききゅう)増加症」「単球(たんきゅう)増加症」「リンパ球増加症・減少症」について見ていきます。

三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

心臓の右心室入り口に存在する「三尖弁(さんせんべん)」という弁が正しく閉じなくなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう)」について見ていきます。

代謝性ミオパシー、ステロイドミオパシー、ラブラドールレトリバーミオパシー : 飼い主が知っておきたい筋肉疾患

筋肉疾患のことを総称して「ミオパシー」または「ミオパチー」といいます。今回は、猫の筋肉疾患、「代謝性ミオパシー」「ステロイドミオパシー」「ラブラドールレトリバーミオパシー」について見ていきます。

下垂体(かすいたい)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

脳の奥に位置する「下垂体」に腫瘍ができると、視力喪失することがあります。今回は、猫における腫瘍性疾患、「下垂体(かすいたい)における腫瘍」について見ていきます。

ネコカリシウイルス性関節症 : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

ウイルス感染が原因で起こる一過性の多発性関節炎があります。今回は、猫の骨関節疾患、「ネコカリシウイルス性関節症」について見ていきます。

腸炎(ちょうえん)、肛門嚢炎(こうもんのうえん) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

病気でトイレが不快だと非常に辛いのは猫も一緒です。今回は、猫における消化器系の病気、「腸炎(ちょうえん)」、「肛門嚢炎(こうもんのうえん)」について見ていきます。

線維軟骨閉塞症(せんいなんこつそくせんしょう)、脊髄炎(せきずいえん)・髄膜炎(ずいまくえん) : 飼い主が知っておきたい脳脊髄疾患

猫の脊髄における疾患についてです。今回は、猫の脳脊髄疾患、「線維軟骨閉塞症(せんいなんこつそくせんしょう)」「脊髄炎(せきずいえん)・髄膜炎(ずいまくえん)」について見ていきます。