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多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

 

進行がゆっくりであるため気づきづらい病気であると言われています。

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今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」について見ていきます。

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多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)

「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」は稀な病気ではありますが、発症すると根治は難しい難病です。

「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」の原因・症状

「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」は、両側の腎臓に複数の「膿疱(のうほう)」が発生する病気です。
「膿疱(のうほう)」は「膿疱液(のうほうえき)」と呼ばれている液体が詰まった袋状のもので、少しずつ肥大化することで腎臓組織を押しつぶして腎機能に影響を与えていきます。
「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」が悪化すると「腎不全」に至ります。
(※「腎不全(じんふぜん)、尿失禁 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)
(※「高窒素血症(こうちっそけっしょう)・腎不全(じんふぜん)・尿毒症(にょうどくしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気」)
また「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」は遺伝性の疾患であると考えられており、親猫が「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」である場合は高い確率で子猫もこの病気を発症すると言われております。
また、「ペルシャ」など長毛の猫に発生しやすいと言われております。
「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」の症状としては、お腹の腫れ、腹部が圧迫されることによる食欲不振、体重減少、多飲多尿などがあります。
腎機能の低下は、3歳くらいから発生し緩やかに進行し、10歳くらいになると「腎不全(じんふぜん)」に至ることが多いようです。
「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」は通常痛みは伴わず、進行が緩やかであるために気づきづらい病気です。
しかし、「膿疱(のうほう)」の数が多い場合や、「腎盂腎炎(じんうじんえん)」を併発している場合は痛みを伴うことがあります。
(※「腎盂腎炎(じんうじんえん) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気」)
動物病院での診断は、触診などの身体検査、超音波検査、CT検査などによって行われることになるでしょう。
現在のところ「多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)」への根治治療は無いため、対症療法によって進行を遅らせることが必要になります。
「膿疱(のうほう)」が大きくなったら針を刺して内部の液体を吸引し症状を緩和したり、「膿疱(のうほう)」の数が多い場合や「腎盂腎炎(じんうじんえん)」などが併発している場合は抗生物質の投与が行われることになるでしょう。

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