MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

慢性腸炎(まんせいちょうえん)(炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD)) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

猫において多く発生する小腸の病気があります。

%e4%bb%b2%e8%89%af%e3%81%97%e7%8c%ab
今回は、猫における消化器系の病気、「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」(炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD))について見ていきます。

Sponsored Link

慢性腸炎(まんせいちょうえん)(炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD))

「慢性腸炎(炎症性腸疾患)」になると嘔吐や下痢が起こります。

「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」(炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD))の原因・症状

猫の小腸における病気である、「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」の特徴的な症状は、嘔吐と下痢です。
他、水をよく飲むようになったり、尿の量が増えたりと言った症状も現れるようになります。
「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」の原因として考えられることは、異物の誤食誤飲によるもの、細菌感染によるもの、食物アレルギー、遺伝性によるものなどが考えられます。
あるいは「リンパ腫」や「肥満細胞腫」など浸潤性の高い腫瘍の影響によるものや腸内細菌が過剰に増殖したことによる影響なども原因として考えられます。
また「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」の中でも、「炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD)」という疾患は、治療に対して反応しにくい病気として知られています。
駆虫薬や抗生物質、食事療法、他対症療法を行ったとしてもあまり効果は見込まれず、およそ3週間以上は持続的に嘔吐や下痢といった消化器症状を示します。
動物病院では、「炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD)」の診断は、原因となる疾患が無いかどうかの検査を行い、疾患の特定をすることで除外診断することになります。
「炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうえん)(IBD)」の場合、駆虫薬の投与や抗生物質の投与、また食事療法などを試して、それらの治療に完全には反応しないことを確認します。
除外診断を行った上で、内視鏡を用いて、細胞を塊状に採取して検査する組織生検(バイオプシー)を行い、病理組織学的に判断することが必要になります。
「慢性腸炎(まんせいちょうえん)」の治療としては、食事療法が行われることになるでしょう。
また抗生物質療法や抗炎症剤の投与が必要になります。
しかし、これらの薬剤の投与による治療においては、ステロイド剤や免疫抑制剤なども含まれているため、内視鏡を用いた病理組織生検(バイオプシー)による確定診断がなされていない場合は、ただ闇雲に投与するということは危険であるため避けられることになるでしょう。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

腎臓における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

腎臓における腫瘍が発見された時は重篤な場合が多く、そのほとんどは悪性腫瘍です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「腎臓における腫瘍」について見ていきます。

破歯細胞性吸収病巣(はしさいぼうせいきゅうしゅうびょうそう)、歯垢・歯石(しこう・しせき) : 飼い主が知っておきたい口の病気

虫歯や歯垢、歯石など猫における口の異常についてです。今回は、猫における猫における口の異常、「虫歯」、「歯垢・歯石(しこう・しせき)」について見ていきます。

病気は早期発見が重要!猫のトイレをチェック

トイレは健康のバロメーターです。排泄物は猫の体の状態が出やすく、内臓の不調が表れやすいところですので、毎日のトイレ掃除の時にチェックするように心がけたいポイントです。

[非再生性貧血]鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)、コバラミン・葉酸欠乏貧血 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

骨髄での赤血球産生能低下が原因で起こる「非再生性貧血」についてです。今回は、猫の血液・免疫系疾患である「貧血」の中の「非再生性貧血」である「鉄欠乏性貧血(てつけつぼうせいひんけつ)」「コバラミン・葉酸欠乏貧血」について見ていきます。

[再生性貧血]溶血性貧血(ヘモバルトネラ症、ハインツ小体性、赤血球の物理的破壊) : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

「貧血」症状について、原因などから少し詳細について見ていきます。前回に引き続き、猫の血液・免疫系疾患である「貧血」の中の「再生性貧血」である「溶血性貧血」(ヘモバルトネラ症、ハインツ小体性、赤血球の物理的破壊)についてです。

[放線菌症(ほうせんきんしょう)]アクチノミセス症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

主に土の中にいる細菌による細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「放線菌症(ほうせんきんしょう)」のうち、「アクチノミセス症」について見ていきます。

膣炎(ちつえん)、膣脱(ちつだつ)・過形成 : 飼い主が知っておきたいメス猫の病気

メス猫特有の生殖器における病気があります。今回は、メス猫の病気、「膣炎(ちつえん)」、「膣脱(ちつだつ)・過形成」について見ていきます。

[骨肉腫(こつにくしゅ)]四肢骨格における骨肉腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「骨肉腫」の中でも最も一般的に知られている病気は「癌」(悪性腫瘍)です。今回は、猫における腫瘍性疾患「骨肉腫」のうち、「四肢骨格における骨肉腫」について見ていきます。

耳道(じどう)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「耳道(じどう)における腫瘍」は、中齢から老齢の猫に発生する病気です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「耳道(じどう)における腫瘍」について見ていきます。

精巣腫瘍(せいそうしゅよう)、尿路結石症(にょうろけっせきしょう) : 飼い主が知っておきたいオス猫の病気

オス猫を飼っている場合は、オス特有の病気にも注意が必要です。今回は、オス猫の病気、「精巣腫瘍(せいそうしゅよう)」「尿路結石症(にょうろけっせきしょう)」について見ていきます。