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急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

小腸の異常により、急に消化器症状が発生することがあります。

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今回は、猫における消化器系の病気、「急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)」について見ていきます。

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急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)

小腸の異常によって消化器症状が発生してから数日以内の経過の症状を「急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)」と呼びます。

「急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)」の原因・症状

「急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)」は、下痢、軟便、血便、また嘔吐や急激な水分の喪失による脱水症状などの症状を伴います。
原因としては主に、「ウイルス性」の場合と「細菌性」の場合がありますが、他にも洗剤を誤飲してしまった場合など中毒性の場合も考えられます。

 

「ウイルス性腸炎」

「ウイルス性腸炎」として代表的な感染症が、「猫パルボウイルス感染症」です。
「猫パルボウイルス感染症」は、「猫汎白血球減少症(ねこはんはっけっきゅうげんしょうしょう)」とも呼ばれ、嘔吐と白血球数の減少が特徴的な症状です。
「猫パルボウイルス感染症」に感染すると、腸の粘膜上皮が傷つけられることで、嘔吐、下痢と言った症状が発生し、また白血球数が減少するため、腸内細菌の感染を助長することで敗血症や菌血症を引き起こすことになります。
「猫パルボウイルス感染症」はワクチン摂取で予防することができます。
動物病院での診断は、ワクチン接種の有無、嘔吐、発熱などの症状、血液検査による白血球数の減少を確認することなどによって行われるでしょう。
「猫パルボウイルス感染症」の疑いがある場合は、猫を隔離し糞便検査によってウイルス抗原を検出、抗原が陽性の場合は集中治療が必要となります。
急激な脱水があるため、輸液を行うとともにワクチン接種を受けた猫から「血漿輸血(けっしょうゆけつ)」を行い、ウイルス抗体を胎内に取り込む治療なども行われているようです。
他の「ウイルス性腸炎」としては、「猫コロナウイルス感染症」も知られていますが、腸炎の症状としては軽いと言われています。
(※「猫パルボウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎(FIP) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)

 

「細菌性腸炎」

「細菌性腸炎」は、「サルモネラ菌」「クロストリジウム菌」「カンピロバクター菌」「大腸菌」「プロテウス菌」など数多くの細菌が原因として挙げられます。
これらの細菌に感染すると、下痢や血便、激しい下痢の場合は脱水症状などが起こります。
治療は、抗生物質の投与、輸液療法、保温などの対症療法が行われます。
細菌の特定をするよりも、臨床症状から細菌性腸炎を疑って抗生物質の治療を行い、治療の過程で判断することが多いようです。
細菌は、猫だけではなく人間にも感染することがあるため、消毒など衛生管理が重要になります。
(※「サルモネラ感染症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症」)
(※「カンピロバクター感染症(カンピロバクター性腸炎) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症」)
(※「大腸菌症(だいちょうきんしょう) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症」)
(※「」)

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