MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

胃潰瘍(いかいよう) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

胃粘膜が深くまで欠損してしまうと「胃潰瘍(いかいよう)」になります。

%e4%b8%b8%e3%81%be%e3%81%a3%e3%81%a6%e7%9c%a0%e3%82%8b%e7%8c%ab
今回は、猫における消化器系の病気、「胃潰瘍(いかいよう)」について見ていきます。

Sponsored Link

胃潰瘍(いかいよう)

猫における「胃潰瘍(いかいよう)」の発生はそれほど多くはないと言われています。

「胃潰瘍(いかいよう)」の原因・症状

「胃潰瘍(いかいよう)」の原因は様々ですが、多く発生するものとして「非ステロイド性消炎鎮痛剤」などの薬剤が挙げられます。
人間においても鎮痛剤などの薬剤が処方される場合、胃の粘膜保護剤を同時に処方されることが多いと思いますが、猫においても同様に鎮痛剤が胃粘膜を壊す可能性があります。
しかし、人間においては「胃潰瘍(いかいよう)」はよく耳にしますが、猫においてはそれほど発生頻度の高い病気ではないようです。
原因としては他にも、「腎不全」、胃の血流が低下するような病気、あるいは胃の手術後などに発生したり、長期間に渡って入院した後など、過度なストレスを受けた場合にも「胃潰瘍(いかいよう)」になる恐れがあります。
また「ステロイド剤」の投与による「胃潰瘍(いかいよう)」発生の可能性も考えられるでしょう。
(※「腎不全(じんふぜん)、尿失禁 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気」)
「胃潰瘍(いかいよう)」になると、嘔吐、食欲不振、元気消失などの症状が現れます。
また、嘔吐した中に血液が混ざったり、上部消化管で出血がある場合は、便の色が黒くなったりすることもあります。
猫に異常が確認されたら、速やかに動物病院で診てもらうことが大切です。
動物病院での診断は、血液検査、X線検査、内視鏡検査、組織生検(バイオプシー)などによって行われることになるでしょう。
血液検査では、肝機能、腎機能の確認や貧血の有無、またX線検査では腹膜炎などの確認、内視鏡検査では潰瘍部位の確認、及び細胞を塊状に採取し検査する組織生検(バイオプシー)で病変を確定させます。
治療としては、第一の選択肢として内科治療が行われることになるでしょう。
「胃酸分泌抑制剤」や「胃粘膜保護剤」、「抗生物質」などの投与が行われることが考えられます。
また、食事ができない場合には、体力が消耗しているため、入院による輸液療法、栄養輸液が必要になることもあります。
もし穿孔が確認される場合は、内科治療だけではなく、外科手術が必要になることも考えられます。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

皮膚における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

皮膚は、他の部位と比べて、比較的、腫瘍の発生頻度が高い部位です。今回は、猫における腫瘍性疾患、「皮膚における腫瘍」について見ていきます。

マダニ、白癬(はくせん) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気

寄生による猫の肌トラブルなど異変に気づくためにも普段からのグルーミングで観察することが大切です。今回は、猫における皮膚の寄生虫病、「マダニ」「白癬(はくせん)」について見ていきます。

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

生まれつき股関節に異常がある、猫の骨関節疾患についてです。今回は、猫の骨関節疾患、「股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)」について見ていきます。

外耳炎、耳疥癬(耳ダニ症) : 飼い主が知っておきたい耳の病気

猫が耳を掻く回数が増えたり、耳垢が多く出たり、猫の耳に異常を感じたら迅速な対処が必要です。今回は、猫における耳の病気、「外耳炎」「耳疥癬(みみかいせん)(耳ダニ症)」について見ていきます。

白内障、緑内障 : 飼い主が知っておきたい目の病気

人間と同様に、特に年齢を重ねるとかかりやすい目の病気があります。あるいは目の外傷や他の病気との併発によって起こる病気もあります。今回は、猫における目の病気、「白内障」「緑内障」についてです。

猫が誤食しないように気をつけるべき植物(球根・種)

部屋に飾っている花や観葉植物の中に、特に球根や種を猫が口にすると危険な植物があります。 猫が口にしてしまうと非常に危険な植物がたくさんあります。 今回は、危険な植物の中でも、球根や種を猫が食べてしまうと危険な植物について見ていきます。 なお …

骨軟骨形成異常(こつなんこつけいせいいじょう) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

遺伝子が関与している骨関節の遺伝病があります。今回は、猫の骨関節疾患、「骨軟骨形成異常(こつなんこつけいせいいじょう)」について見ていきます。

耳介血腫、耳介の外傷 : 飼い主が知っておきたい耳の病気

耳介(じかい)というのは外耳の一部で外に張り出しているところを指しています。今回は、猫における耳の病気や怪我、「耳介血腫」「耳介の外傷」について見ていきます。

唾液腺における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「シャム」に多く発症するということが言われている病気があります。今回は、猫における腫瘍性疾患、「唾液腺における腫瘍」について見ていきます。

上皮小体(じょうひしょうたい)(副甲状腺)における腫瘍、膵臓(すいぞう)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「上皮小体(じょうひしょうたい)」の腫瘍は、猫においては稀なケースではあるようです。今回は、猫における腫瘍性疾患、「上皮小体(じょうひしょうたい)における腫瘍」「膵臓(すいぞう)における腫瘍」について見ていきます。