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急性胃炎(きゅうせいいえん)、慢性胃炎(まんせいいえん) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

 

胃粘膜の損傷により発生する病気があります。

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今回は、猫における消化器系の病気、「急性胃炎(きゅうせいいえん)」「慢性胃炎(まんせいいえん)」について見ていきます。

急性胃炎(きゅうせいいえん)

何かしらの原因により胃粘膜が損傷することで「急性胃炎(きゅうせいいえん)」は発生します。

「急性胃炎(きゅうせいいえん)」の原因・症状

「急性胃炎(きゅうせいいえん)」は、ウイルス、細菌、寄生虫などへの感染や、異物、不適切な食事、薬物の摂取により急激な症状が現れる病気です。
症状としては、嘔吐、下痢、食欲不振などがあります。
嘔吐の頻度によっては、発熱、脱水症状なども引き起こします。
猫に異常が認められたら、速やかに動物病院で診てもらうことが大切です。
治療としては、基本的には消化吸収の良い食事を与えるなど適切な食事療法が必要となりますが、嘔吐が激しい場合は絶食を行う必要があります。
また内科治療として、胃酸の分泌を抑制するための薬や粘膜保護剤、制吐剤、輸液療法などが行われます。

慢性胃炎(まんせいいえん)

「慢性胃炎(まんせいいえん)」は、胃粘膜の炎症が持続して持続的に症状が発生する病気です。

「慢性胃炎(まんせいいえん)」の原因・症状

「慢性胃炎(まんせいいえん)」の場合、食事療法や制吐剤の投与でも嘔吐などの症状が改善しづらい状態になります。
慢性的に嘔吐がある場合、胃の病気だけではなく、腎臓や肝臓、膵臓などの病気も疑われます。
動物病院での診断は、内視鏡検査による胃や十二指腸の状態の確認、あるいはウイルスや細菌、寄生虫感染がないか検査を行うことで行われることになるでしょう。
「慢性胃炎(まんせいいえん)」である場合、腸炎も併発している可能性が高いと言われています。
腸炎も発生している場合は、ステロイド剤などが必要になることもあります。
また嘔吐の症例では、ヘリコバクター感染による場合も多く見られるため、適切な治療を行うためにも原因の特定が大切になります。
ヘリコバクター感染症である場合は、複数の抗生物質の投与や、胃酸分泌を抑制する薬の投与などにより除菌が試みられるでしょう。
(※「ヘリコバクター感染症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症」)
「慢性胃炎(まんせいいえん)」は、実は原因が肥満細胞腫などの腫瘍性疾患で、それによって分泌された胃酸分泌亢進によって二次的に発生しているということも考えられるため、注意が必要となります。

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