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肺水腫(はいすいしゅ)、肺線維症(はいせんいしょう) : 飼い主が知っておきたい呼吸器系の病気

 

猫の肺における病気についてです。

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今回は、猫における呼吸器疾患、「肺水腫(はいすいしゅ)」、「肺線維症(はいせんいしょう)」について見ていきます。

肺水腫(はいすいしゅ)

「肺水腫(はいすいしゅ)」は、肺に水が溜まってしまうという病気です。

「肺水腫(はいすいしゅ)」の原因・症状

「肺水腫(はいすいしゅ)」の原因としては、心臓における病気が原因の場合、もしくは他の原因による場合があります。
原因となりうる心臓における病気としては、「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)」や「拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう)」、「僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう)」、「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)」などが挙げられます。
(※「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「拡張型心筋症(かくちょうがたしんきんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「僧帽弁狭窄症(そうぼうべんきょうさくしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
(※「僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
「肺水腫(はいすいしゅ)」の症状としては、鼻水や咳、呼吸困難などがあります。
動物病院での診断は、胸部X線検査による肺の状態の確認や血液検査によって行われることになるでしょう。
また、原因が心臓によるものなのかを特定するために、心臓病における検査も行われることがあります。
治療としては、肺に溜まっている水を排除するために「利尿薬」や肺毛細血管を拡張するための薬を投与することになるでしょう。
また、原因となっている病気に合わせた治療も同時に行われることになるでしょう。

肺線維症(はいせんいしょう)

「肺線維症(はいせんいしょう)」は、肺胞と肺毛細血管との間にある「間質(かんしつ)」が炎症を起こす病気です。

「肺線維症(はいせんいしょう)」の原因・症状

酸素を肺毛細血管に取り込むための「肺胞」という器官が「気管支」の先端にあります。
「間質(かんしつ)」は「肺胞」と「肺毛細血管」との間にある器官で、炎症を起こして線維化する病気が「肺線維症(はいせんいしょう)」です。
高齢の猫において発生し易い病気で、症状としては咳、呼吸困難、皮膚粘膜が青紫色になるチアノーゼなどが起こります。
動物病院での診断は、胸部X線検査や肺の細胞を採取して行う組織生検などによって行われることになるでしょう。
治療法としては、内科治療が中心となり、呼吸困難を起こしている場合は酸素療法が取られたり、炎症を抑えるためにステロイド剤を投与したりといった治療が行われることになります。

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