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フィラリア症(犬糸状虫症) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

 

数年間に渡って心臓、および心臓周辺の血管で繁殖を続ける感染病があります。

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今回は、猫における循環器疾患、「フィラリア症」(犬糸状虫症)について見ていきます。

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フィラリア症(犬糸状虫症)

猫にはあまり寄生しない寄生虫による病気ですので、猫における発症は稀です。

「フィラリア症」(犬糸状虫症)の原因・症状

「フィラリア症」(犬糸状虫症)は、「フィラリア」(犬糸状虫)が寄生することによって発生する病気です。
夏の時期に、蚊が「フィラリア」(犬糸状虫)の子虫を媒介し、伝播する寄生虫による病気ですが、猫にはあまり感染しない病気であると言われています。
宿主の体内に入った「フィラリア」(犬糸状虫)の子虫は、ほとんどはすぐに死んでしまいますが、その中でも生き残った子虫がおよそ半年くらい掛けて体内で成長し、心臓や心臓周辺の血管にたどり着きます。
その後、数年にわたって心臓付近で繁殖を続けていくと言われています。
「フィラリア症」(犬糸状虫症)になると、呼吸困難、咳、皮膚粘膜が青紫色になるチアノーゼ、腹水などの症状が見られ、更には「肺高血圧症」や「三尖弁逆流」などが発生するといいます。
(※「肺高血圧症(はいこうけつあつしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
「フィラリア症」(犬糸状虫症)が重症化すると死に至ることもあります。
動物病院での診断は、聴診など身体検査によって心疾患が疑われた場合、追加検査によって原因特定されます。
胸部X線検査による心臓の大きさ、肺の状態確認、心電図検査による不整脈の有無、超音波検査では、寄生した「フィラリア」(犬糸状虫)が確認されます。
また血液検査では、「フィラリア」(犬糸状虫)の子虫、抗原の検査が行われることになるでしょう。
心臓カテーテール検査や心血管造影検査による詳細な確認が行われることもあります。
治療としては、内科治療としては「三尖弁閉鎖不全症」に準じた治療に加え、「フィラリア」(犬糸状虫)の駆除を目的とした「イベルメクチン」などのフィラリア予防薬をおよそ18ヶ月以上の期間、投与することになるでしょう。
(※「三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気」)
また「フィラリア」(犬糸状虫)が、心臓や肺動脈において多数寄生してしまっているような場合は、「フィラリア」(犬糸状虫)を取り除くための外科手術が行われることもあります。

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