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リンパ腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

猫において最も発生することが多い腫瘍性疾患が「リンパ腫」です。

眠そうな野良猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「リンパ腫」について見ていきます。

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リンパ腫

一部における「リンパ腫」は「猫白血病ウイルス(FeLV)」への感染と関連して発生すると言われています。
(※「猫白血病ウイルス(FeLV)、トキソプラズマ症 : 飼い主が知っておきたい重い病気」)
これまでの記事においても「リンパ腫」についてはご紹介してきましたが、今回は更に詳しく猫における「リンパ腫」について見ていきます。
※「リンパ腫」に関連する記事
胃腸における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患
脾臓(ひぞう)における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患
鼻におけるリンパ腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患
癌(がん)・リンパ腫、猫エイズ(FIV) : 飼い主が知っておきたい重い病気
[リンパ・造血器腫瘍]リンパ腫 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

「リンパ腫」の原因・症状

「リンパ腫」は、猫において発生する腫瘍性疾患の中でも多い腫瘍の一つです。
「猫白血病ウイルス(FeLV)」や「猫エイズウイルス(FIV)」への感染に関連して発生する病気としても知られていますが、現在は猫白血病ウイルス(FeLV)ワクチンや、部屋で飼われる猫が増えたおかげで、「猫白血病ウイルス(FeLV)」や「猫エイズウイルス(FIV)」に関連して発生する「リンパ腫」の数は減ってきていると言われています。
「リンパ腫」は大きく分けると3つほどの方に分類されると言われています。

 

「多中心型リンパ腫」

全身の「リンパ節」に腫れを伴うリンパ腫が「多中心型リンパ腫」として分類されます。
症状としては、リンパ節の腫れ、元気消失、体重減少などですが、特徴的な症状ではないため発覚まで時間がかかる傾向にあります。
猫に異常を感じたら動物病院で早めに診てもらうことが大切です。

 

「消化器型リンパ腫」

中齢から老齢の猫での発生が多く、鼻や皮膚、目、腎臓、心臓など様々な部位での発生が見られます。
また「猫白血病ウイルス」には感染していない猫に発生することの多い型の「リンパ腫」です。
「消化器型リンパ腫」は消化管に障害が発生するため、食欲不振、体重減少が慢性的におこります。
状況が悪化すると、腹膜炎を引き起こし死に至ることもあります。

 

「縦隔型リンパ腫」

若齢の猫での発生が多く、また「猫白血病ウイルス」感染が陽性の猫に発生することの多い型の「リンパ腫」です。
縦隔におけるリンパ腫や胸水に伴う呼吸困難が起こったり、吐出、嚥下困難、食欲不振、体重減少、リンパ節の腫れなどがおこります。

 

また皮膚におけるリンパ腫は老齢の猫に発生しやすく、潰瘍などが皮膚に発生しますが、傾向としてはあまり多くはありません。
「リンパ腫」は、発覚した部位のみではなく全身的に発生する病気であると考える必要があります。
治療としては、全身的に発生している場合は、抗癌剤治療が行われることになるでしょう。
またステロイド剤も治療としては有効であると言われています。
外科手術による切除は、一時的な症状改善のために行われることはありますが、それだけで完治することは考えづらく、全身的な治療として抗がん剤治療が行われることになるでしょう。

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