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皮膚における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

皮膚は、他の部位と比べて、比較的、腫瘍の発生頻度が高い部位です。

街の猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「皮膚における腫瘍」について見ていきます。

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皮膚における腫瘍

皮膚は外部環境からのあらゆる発がん性物質、有毒物質などから直接的に体を守る役割があるため、他の部位よりも発生頻度が高いと考えられています。

「皮膚における腫瘍」の原因・症状

「皮膚における腫瘍」は目に見えるところに腫瘍ができるということもあり、飼い主が発見しやすいため報告事例が多いということもありますが、直接的に外部からの刺激を受けやすいことからその発生頻度も比較的高いと言われています。
以前、飼い主が知っておきたい皮膚の病気に関する記事でもご紹介しましたが(「皮膚リンパ肉腫、肥満細胞腫、悪性黒色腫(悪性メラノーマ) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気」)、「皮膚における腫瘍」には、「皮膚リンパ肉腫」「肥満細胞腫」「悪性黒色腫(悪性メラノーマ)」、また「基底細胞腫(きていさいぼうしゅ)」「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」などの発生が見られます。
あるいは、「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」「皮膚組織球腫(ひふそしききゅうしゅ)」や(「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、皮膚組織球腫(ひふそしききゅうしゅ) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気」)、「アポクリン腺癌」「皮脂腺癌」の可能性もあります。
代表的な悪性腫瘍としては「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」が挙げられます。
「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」は、日光照射が発生に関連しているとされていますので、日差しが強い地域や、毛が薄い品種の猫、毛の色が白い猫などにおいて発生しやすいと言われています。
耳の先や、鼻の先端など頭部における発生が多く見られ、またしこりができるよりも潰瘍化するうことが多いと言われています。
また「脂肪腫」「乳頭腫」「皮脂腺腫」などは、よく犬に見られる良性腫瘍ですが、猫での発生は稀だと言われています。
「皮膚における腫瘍」は多くの場合、飼い主が皮膚にしこりや塊を発見して動物病院で診てもらうことで発覚します。
症状としては、皮膚の脱毛や患部をよく舐めるようになったり引っ掻くようになる、あるいは潰瘍などが挙げられますが、無症状の場合も多くあります。
動物病院での診断は、針を用いて細胞を採取する針生検などによって行われるでしょう。
治療としては腫瘍の内容によって変わってきますが、良性腫瘍の場合、外科手術による摘出、あるいは凍結外科治療をおこなうことで完治する可能性が高いとされています。
悪性腫瘍の場合も多くの場合、外科手術による摘出が第一の選択肢となるでしょう。
外科手術が困難な場合は、放射線治療、抗がん剤による治療などが行われることになります。

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