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卵巣における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

メス猫特有の卵巣における腫瘍は、報告例としては少ない病気です。

暗闇で転がる猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「卵巣における腫瘍」について見ていきます。

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卵巣における腫瘍

「卵巣における腫瘍」の発症事例は少ないようですが、発生した場合その多くは「顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)」という腫瘍だと言われています。

「卵巣における腫瘍」の原因・症状

「卵巣における腫瘍」には、「上皮細胞腫(じょうひさいぼうしゅ)」「性索間質性腫瘍(せいさくかんしつせいしゅよう)」「胚細胞腫(はいさいぼうしゅ)」などが存在しますが、最も猫に多く見られるのは、「性索間質性腫瘍(せいさくかんしつせいしゅよう)」の中の「顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)」だと言われています。
「顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)」は、卵巣におけるホルモン分泌細胞から過剰に卵巣ホルモンが分泌され、発情期が長期化したり、周期が乱れたりすることで脱毛やお腹の腫れなどがおこります。
「顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)」の場合、病状が進行するに連れて腫大化し、またリンパ節、肝臓、肺など他の臓器へ転移する危険もあります。
また「上皮細胞腫(じょうひさいぼうしゅ)」の場合は、主だった症状が現れずに、腫大化してはじめて気づく場合が多いようです。
「乳頭状腺癌(にゅうとうじょうせんがん)」の場合、多臓器への転移が見られるケースが多々あり、また「胚細胞腫(はいさいぼうしゅ)」の場合は、卵巣の片側に発生する場合がほとんどで、リンパ節へ転移するケースが多いと言われています。
動物病院での診断は、腹部の触診によって塊を確認したり、X線検査や腹部超音波検査によって行われることになります。
また、「顆粒膜細胞腫(かりゅうまくさいぼうしゅ)」は転移することが多いため、CT検査によって転移が無いかの検査も行われることになるでしょう。
多くの場合、未妊娠の猫に発生すると言われていますが、極稀に妊娠した猫においても残存した卵巣が腫瘍化する場合もあるようです。
治療としては、外科手術による卵巣子宮全摘出が第一の選択肢となります。
「卵巣における腫瘍」の場合、転移していることも多いため、抗癌剤治療も行われることになるでしょう。
転移が見られるケースが多いため、異常が見られたらすぐに動物病院で獣医師に診てもらうことで早期発見、早期治療につなげることが大切です。

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