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胆管系(たんかんけい)における腫瘍、膀胱(ぼうこう)腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

猫における腫瘍としては、肝臓腫瘍よりも多く発生する可能性があるのが単館系の腫瘍です。

寝そべり猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「胆管系(たんかんけい)の腫瘍」「膀胱(ぼうこう)腫瘍」について見ていきます。

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胆管系(たんかんけい)における腫瘍

「胆管(たんかん)」は、肝臓から十二指腸までの、胆汁を運ぶ管腔構造器官の総称のことです。

「胆管系(たんかんけい)の腫瘍」の原因・症状

「胆管系(たんかんけい)における腫瘍」は、猫においては肝臓腫瘍よりも発生リスクが高く、「胆管腺腫」や「胆管癌」が発生します。
「胆管腺腫」は良性腫瘍の一種ですが、悪化すると「胆管癌」に変異することもありますので、注意が必要です。
「胆管系(たんかんけい)の腫瘍」の症状としては、食欲不振、体重減少、元気消失、嘔吐など特異性のない症状が起こり、また、お腹が張った状態になっていたりします。
動物病院で身体検査を受けた際、触診により塊が確認されて発覚することが多くあるようです。
良性腫瘍である「胆管腺腫」の場合、超音波検査、CT検査などにより多発性なのか孤立性なのかを診断します。
「胆管癌」の場合は、CT検査によって転移していないかどうかを確認することになるでしょう。
治療としては、外科手術によって摘出するというのが第一の選択肢となるでしょう。
多発性の「胆管腺腫」の場合、「胆管癌」へ発展する前に治療を施すことが大切です。
「胆管癌」の場合は、その治療事例は殆ど無く、残念ながら長期生存は困難であるというのが現状です。

膀胱(ぼうこう)腫瘍

「膀胱(ぼうこう)腫瘍」は、中齢、老齢の猫に発生する可能性のある病気です。

「膀胱(ぼうこう)腫瘍」の原因・症状

「膀胱(ぼうこう)腫瘍」では、悪性腫瘍である「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」、又は良性腫瘍である「平滑筋腫(へいかつきんしゅ)」が多く見られる傾向にあります。
「膀胱(ぼうこう)腫瘍」の症状としては、血尿、頻回尿、排尿困難などが現れます。
「膀胱炎」や「尿路感染」の症状と似通っているため、区別するためにはX線検査、腹部超音波検査、CT検査によって膀胱内の腫瘍の有無、転移の有無を確認し診断する必要があります。
治療としては、外科手術による腫瘍の摘出が選択肢として第一となります。
しかし、「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」であった場合は、外科手術による完全摘出が困難な傾向にあるため、予後はあまり良くないというのが現状です。
手術後の治療として、抗がん剤治療が行われることになるでしょう。
また良性腫瘍である「平滑筋腫(へいかつきんしゅ)」の場合は、外科手術により完全に摘出できれば、治癒が可能であるといわれています。

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