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腎臓における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

腎臓における腫瘍が発見された時は重篤な場合が多く、そのほとんどは悪性腫瘍です。

眠りにつく猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「腎臓における腫瘍」について見ていきます。

腎臓における腫瘍

腎臓における腫瘍の場合、その多くは悪性腫瘍で、良性腫瘍は極稀です。

「腎臓における腫瘍」の原因・症状

「腎臓における腫瘍」は、その殆どが悪性腫瘍で、「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」あるいは「腎細胞癌(じんさいぼうがん)」です。
「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」の場合、多くの場合は発見された時にはすでに全身への転移が確認されます。
また「腎細胞癌(じんさいぼうがん)」は、「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」ほど転移は多くない傾向にあるようです。
「腎細胞癌(じんさいぼうがん)」の場合、両側の腎臓に発生していることは少なく、その多くは片方の腎臓で発生します。
中齢から老齢の猫に発生しやすい傾向にありますが、極稀に弱齢の猫における「腎芽細胞腫(じんがさいぼうしゅ)」が発生することがあります。
「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」「腎細胞癌(じんさいぼうがん)」共に、非特異的な症状が現れることが多いと言われています。
元気消失、食欲不振、体重減少などの症状が現れます。
動物病院での診断は、血液検査、X線検査、超音波検査、CT検査、針で細胞を採取する針生検などによって行われることになるでしょう。
血液検査によって腎機能の低下が無いか検査したり、X線検査、超音波検査、CT検査によって腎臓の状態を確認します。
両側の腎臓に腫瘍が確認された場合や、「移行上皮癌(いこうじょうひがん)」であることが確認された場合、外科手術による摘出などの治療を行うことができず、対症療法、緩和的治療が行われることになるでしょう。
輸血や食欲増進剤、鎮痛剤の投与によって症状を緩和するにとどめるしか方法がなく、積極的な治療による改善の余地がない場合がほとんどです。
片側のみの腎臓で発生した「腎細胞癌(じんさいぼうがん)」であった場合は、延命の可能性があることから外科手術による摘出が行われるでしょう。
しかし、やはり治療後に良好な結果が得られることは少ないのが現状です。
外科手術による摘出の他には、腫瘍が存在する腎臓の血管にカテーテルを挿入し、血管を塞栓(そくせん)させる塞栓療法や、腫瘍のある腎臓に対して直接、抗がん剤を投与する動注化学療法などの治療法も、近年広まってきているようです。

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