MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

口における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

 

口に発生する腫瘍の場合、「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」の可能性が高いです。

あくび中の猫
今回は、猫における腫瘍性疾患、「口における腫瘍」について見ていきます。

Sponsored Link

口における腫瘍

口の腫瘍のおよそ半数以上は「扁平上皮癌(扁平上皮癌)」だと言われています。
※「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」については、以前の記事(「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)、皮膚組織球腫(ひふそしききゅうしゅ) : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気」)でもご紹介しました。

「口における腫瘍」の原因・症状

口における腫瘍の「扁平上皮癌(扁平上皮癌)」の次に、「線維肉腫」が多く発生し、これらは共に悪性腫瘍です。
老齢の猫に発生しやすい病気であるといわれていますが、まれに若年の猫にも発症していることが確認されているため、年齢を問わず普段から猫のことを気にしてみている必要があります。
飼い主は、猫の様子がおかしかったら、塊などができていないかチェックすることが大切です。
症状として、よだれを出すようになったり、口臭、食事や飲水ができなくなったりといったことが現れます。
動物病院での診断は、細胞を塊状で採取して検査する組織生検を行ったり、リンパ節への転移がないか喉元の腫れの有無確認、CT検査などによって行われることになるでしょう。
口における悪性腫瘍の場合、腫瘍の周りの組織や骨などへ影響が及んでいる場合が多いため、確認できる腫瘍だけを外科手術によって切除したとしてもあまり効果的ではありません。
初期段階であれば、広範囲に腫瘍を切除することによって再発までの期間を遅らせることができる可能性もありますが、既に進行してしまっている場合は困難です。
「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」の場合は、外科手術後に放射線治療や抗がん剤治療が行われることがあります。
外科手術が困難である場合、放射線治療、抗癌剤治療が単独で選択されることもあるようです。
しかし、状態にもよりますが、「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」と診断された場合の生存期間はあまり長くなく、およそ2ヶ月ほどであると言われています。
治療方針については、獣医師とも相談の上決定していく必要があります。
「線維肉腫(せんいにくしゅ)」でも「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」とおおよそは同様ですが、「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」と比較すると、外科手術による効果が認められるといわれています。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

猫ウイルス性呼吸器疾患、慢性気管支炎 : 飼い主が知っておきたい呼吸器系の病気

ウイルス性の呼吸器疾患は、ある程度防御効果が見込めるワクチン接種が効果的です。今回は、猫における呼吸器系の病気、「猫ウイルス性呼吸器疾患」「慢性気管支炎(細気管支炎)」について見ていきます。

バルトネラ症(猫ひっかき病) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

人間にも感染する恐れのある細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「バルトネラ症」(猫ひっかき病)について見ていきます。

多飲多渇症(たいんたかつしょう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

水を飲む量と尿の量が通常より増加する症状についてです。今回は、猫における腎・泌尿器の異常、「多飲多渇症(たいんたかつしょう)」について見ていきます。

膀胱腫瘍(ぼうこうしゅよう) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

膀胱に発生する腫瘍の多くは悪性腫瘍です。今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「膀胱腫瘍(ぼうこうしゅよう)」について見ていきます。

末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)(ニューロパシー)、自律神経障害(じりつしんけいしょうがい) : 飼い主が知っておきたい脳脊髄疾患

猫の神経系における障害についてです。今回は、猫の脳脊髄疾患、「末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)」(ニューロパシー)、「自律神経障害(じりつしんけいしょうがい)」について見ていきます。

糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん) : 飼い主が知っておきたい腎・泌尿器の病気

初期段階では症状がほとんどみられないと言われているので注意が必要です。今回は、猫における腎・泌尿器の病気、「糸球体腎炎(しきゅうたいじんえん)」について見ていきます。

肺動脈弁狭窄症(はいどうみゃくべんきょうさくしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

肺動脈の一部が細くなってしまい、血液が流れづらくなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「肺動脈弁狭窄症(はいどうみゃくべんきょうさくしょう)」について見ていきます。

レプトスピラ症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

人獣共通感染症であり、家畜伝染病予防法で届出伝染病に含まれる細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「レプトスピラ症」について見ていきます。

尿崩症(にょうほうしょう) : 飼い主が知っておきたい内分泌・代謝性疾患

大量に水を飲み尿の量が急激に増える病気があります。今回は、猫の内分泌・代謝性疾患、「尿崩症(にょうほうしょう)」について見ていきます。

三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

心臓の右心室入り口に存在する「三尖弁(さんせんべん)」という弁が正しく閉じなくなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう)」について見ていきます。