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Q熱(きゅうねつ) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

 

ダニなどの吸血昆虫が感染源として可能性の高い細菌性疾患についてです。

ブサカワ猫が下を向く
今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「Q熱(きゅうねつ)」について見ていきます。

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Q熱(きゅうねつ)

「Q熱(きゅうねつ)」は、人間と動物の共通感染症です。

「Q熱(きゅうねつ)」の原因・症状

「Q熱(きゅうねつ)」は、1936年にオーストラリアで発生した人間における急性熱性疾患の集団発生がはじめの発見と言われています。
当時はこの病気の原因が不明だったことから、「不明な熱病」を意味する「Query Fever」と呼ばれ、そこから「Q熱(きゅうねつ)」という名前がつけられました。
「Q熱(きゅうねつ)」の原因は、細菌の一種である「コクシエラ・ブルネティ」が、経皮的あるいは経気道的な汚染により感染し、やがて体内における各臓器へ感染します。
「コクシエラ・ブルネティ」は、猫をはじめ犬や野鳥、家畜に感染することが多く、また世界的に分布している病原微生物です。
感染した動物の排泄物や胎盤などから、直接的に、あるいはその飛沫によって、経口的、経気道的に感染すると言われています。
ダニなどの吸血昆虫から感染することもあり、菌数が少なかったとしても感染する可能性が高い細菌性疾患です。
症状としては、殆どの場合は症状が現れない不顕性感染だと考えられていますが、発症した場合は、高熱や筋肉痛、元気消失、食欲不振、神経症状などが現れます。
また妊娠している猫に感染してしまった場合、死産することも多くあります。
「Q熱(きゅうねつ)」は、人間と動物の共通感染症で、人間にも感染しやすい感染病です。
人間に感染した場合は、呼吸器系疾患、心内膜炎、肝炎などが発症する原因となります。
猫を含め人間においても、40度以上の高熱がでたり、異常が確認されたら、すぐに病院で診てもらい適切な治療を受けることが必要です。
猫における感染の治療としては、症状が軽症であった場合は自然治癒することも多くあります。
対症療法を行うとともに、テトラサイクリン系、ニューキノロン系、クロラムフェニコールなどの抗菌剤の投与が行われることになるでしょう。
「Q熱(きゅうねつ)」のワクチンはまだありませんので、予防法としては、発症した動物が近くにいる場合は隔離をしたり、生活環境を清潔にすることで、動物の排泄物への接触を避けたり、ダニなどの吸血性昆虫に対する予防、排除に気をつけることが有効であると言われています。

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