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バルトネラ症(猫ひっかき病) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

 

人間にも感染する恐れのある細菌性疾患があります。

畳上の猫
今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「バルトネラ症」(猫ひっかき病)について見ていきます。

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バルトネラ症(猫ひっかき病)

「バルトネラ症」(猫ひっかき病)は、人間にも感染することがありますが、猫への感染を媒介するのはノミなどの吸血昆虫です。

「バルトネラ症」(猫ひっかき病)の原因・症状

「バルトネラ症」(猫ひっかき病)は、猫のツメの内側や唾液、歯垢など口腔内に常在している「バルトネラ・ヘンセレ」による細菌性疾患です。
「バルトネラ・ヘンセレ」が、ノミなどの吸血昆虫に移行し、その昆虫に噛まれたり刺されたりすることによって感染したり、あるいは感染した動物に噛まれたりひっかかれたりすることによって生じる傷から感染したりします。
「バルトネラ・ヘンセレ」が体内に入り込むと、菌が血流に入り、赤血球や単球の内部へ感染し始めます。
大半の猫においては、「バルトネラ・ヘンセレ」に感染したとしても症状が現れない不顕性感染の状態ですが、およそ1割の猫においては感染することによって発症します。
「バルトネラ症」(猫ひっかき病)に感染し発症する猫の場合、症状としては、受傷部の腫れ、リンパ節における腫脹、発熱などが現れます。
また、原子消失などの症状も現れますが、殆どの場合は1から3週間で自然治癒すると言われています。
しかし一部の感染した猫は、重症化し、高熱が出たり、リンパ節炎、心内膜炎、細菌性血管腫、髄膜炎、脳炎などの神経症状などが現れます。
免疫能力が低下している状態や、合併症を発症している場合は特に感染しやすく、また重症化しやすいと言われています。
「ヘモバルトネラ・ヘンセレ」は人間への感染の原因細菌で「猫ひっかき病」の原因だと言われています。
「猫ひっかき病」の症状としては、リンパ節炎を主体とした炎症性疾患が現れます。
肝膿瘍、脾臓膿瘍、脳炎、髄膜炎を併発することもあり、特に免疫力が低下している場合は症状が悪化することもあります。
猫における「バルトネラ症」(猫ひっかき病)は、通常は自然治癒します。
軽症である場合は対症療法が治療として行われることになりますが、一度感染した猫は保菌化するので、体内に残存している菌の状況を検査し、状態によっては除菌措置がとられる場合もあります。
重症化している場合は、テトラサイクリン系、リンコマイシン、マクロライド系などの抗菌剤の投与による治療が行われることもあります。

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