MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

[リンパ・造血器腫瘍]リンパ腫 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

 

「リンパ腫」は免疫機能を担っている白血球の一種である「リンパ球」の癌です。

道で寝そべる猫
今回は、猫の血液・免疫系疾患、「リンパ・造血器腫瘍」の一つである「リンパ腫」について見ていきます。

Sponsored Link

リンパ腫

「リンパ腫」は、リンパ節や肝臓、脾臓などの臓器に発生するリンパ系腫瘍で、その発生部位によって「消化器型」「胸腺型」「多中心型」「皮膚型」「節外型」に分類されます。
猫における「リンパ腫」は「胸腺型」「消化器型」の発症が多いとされていますが、その他にも感染例として、「節外型」である目、鼻、腎臓、中枢神経などの部位での発症事例もあるようです。

「リンパ腫」の原因・症状

猫における「リンパ腫」はウイルス感染と密接な関連があると考えられている病気です。
発症しやすい年齢は様々で、若齢の猫においては「猫白血病ウイルス」感染していることが多いと言われています。
また、「猫免疫不全ウイルス感染症」は「リンパ腫」を併発するリスクが特に高く、「猫免疫不全ウイルス」に感染していない猫よりもおよそ75倍の感染リスクがあると言われています。
動物病院での診断は、身体検査、血液検査、X線検査、超音波検査、病理組織検査などによって行われます。
また、ウイルス感染との併発が多いことからウイルス検査もおこわなわれることになるでしょう。
治療は、抗がん剤の投与によって行われることになるでしょう。
状況によって変わりますが、「リンパ腫」発症後の平均生存期間は約7ヶ月とされているのが現状です。

「消化器型リンパ腫」の症状

「消化器型」は、消化管での腫瘍の増殖、消化管に付属する「リンパ節」が腫大します。
体重減少、元気消失、下痢、嘔吐、血便などの症状が現れます。

「胸腺型リンパ腫」の症状

「胸腺型」は、胸に位置する胸腺において腫瘍細胞が増殖し、心臓、肺、大血管などが圧迫されることで、呼吸困難、開口呼吸、嘔吐、咳などの症状が現れます。

「多中心型リンパ腫」の症状

「多中心型」は、下顎リンパ節や膝下リンパ節など体表リンパ節が肥大します。
重症化すると、肝臓や脾臓、骨髄に腫瘍細胞が進行します。
リンパ節の腫大に加え、元気消失、食欲低下、体重減少などが現れます。

「皮膚型リンパ腫」の症状

「皮膚型」は、皮膚に腫瘍性結節や潰瘍などが現れます。
多くの場合、急速に進行し、肝臓、脾臓、骨髄などの他の臓器に浸潤します。

「節外型リンパ腫」の症状

「節外型」は、目、中枢神経、腎臓などで増殖します。
症状は、その発症した部位によってそれぞれ変わってきます。

 

猫に異常が見られたらいち早く動物病院に連れて行って獣医師に診てもらうことが大切です。

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

胃腸における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

胃腸における腫瘍では、リンパ腫の発生が最も多く見られると言われています。今回は、猫における腫瘍性疾患、「胃腸における腫瘍」について見ていきます。

眠る子猫
重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう) : 飼い主が知っておきたい筋肉疾患

猫の筋肉における疾患についてです。今回は、猫の筋肉疾患、「重症筋無力症(じゅうしょうきんむりょくしょう)」「筋硬直症(きんこうちょくしょう)・ミオトニー」について見ていきます。

コーヒーは毒!猫に「コーヒーブレイク」はありません

猫が「コーヒー」や「緑茶」に含まれる「カフェイン」を摂取しすぎると「カフェイン中毒」になります。「ミルク(牛乳)」は猫にとって毒物というほどではありませんが、猫が飲みすぎるとお腹をこわして下痢になります。

[骨肉腫(こつにくしゅ)]四肢骨格における骨肉腫 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

「骨肉腫」の中でも最も一般的に知られている病気は「癌」(悪性腫瘍)です。今回は、猫における腫瘍性疾患「骨肉腫」のうち、「四肢骨格における骨肉腫」について見ていきます。

骨折、外傷性脱臼 : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

猫の骨関節疾患についてです。今回は、猫の骨関節疾患として、「骨折」「外傷性脱臼」について見ていきます。

口内炎、歯肉炎、歯周炎 : 飼い主が知っておきたい口の病気

猫の口におけるトラブルもよく発生することの一つですので、猫の口についても飼い主は普段からチェックしておきたい箇所です。今回は、猫における口の異常、「口内炎」「歯肉炎・歯周炎」について見ていきます。

肺動脈弁狭窄症(はいどうみゃくべんきょうさくしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

肺動脈の一部が細くなってしまい、血液が流れづらくなってしまう病気があります。今回は、猫における循環器疾患、「肺動脈弁狭窄症(はいどうみゃくべんきょうさくしょう)」について見ていきます。

猫に生の「エビ」や「カニ」を食べさせてはいけません

ネコに生の甲殻類を食べさせてしまうと、中毒を引き起こして嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。同様の理由により、「コイ」や「ワカサギ」などの淡水魚もネコに与えては行けないものとして、要注意です。

病気は早期発見が重要!顔からわかる猫の異変

猫が病気で苦しむ前に、普段から顔や表情を観察して異常がないかチェックすることが大切です。手遅れになる前に、早期発見できるよう努めてあげるのも飼い主の大切な役目です。

バルトネラ症(猫ひっかき病) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

人間にも感染する恐れのある細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「バルトネラ症」(猫ひっかき病)について見ていきます。