MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

[白血球増加症・減少症]好中球(こうちゅうきゅう)増加症・減少症、好酸球(こうさんきゅう)増加症 : 飼い主が知っておきたい血液・免疫系疾患

 

血液中の「白血球」に関する異常についてです。

眠そうな猫
今回は、猫の血液・免疫系疾患である「白血球増加症・減少症」における、「好中球(こうちゅうきゅう)増加症・減少症」「好酸球(こうさんきゅう)増加症」について見ていきます。

Sponsored Link

白血球増加症・減少症

血液中の「白血球」は、細菌やウイルスなど体内に異物が侵入してきた時に対抗して体を守る、生体防御機構である免疫においてとても重要な役割を果たしています。
「白血球」は形態的特徴や機能などから多くの種類に分類されます。
「好中球(こうちゅうきゅう)」、「好酸球」、「好塩基球」、「単球」、「リンパ球」に分類され、それぞれが異なった役割を担っています。
健常な猫の末梢血液中の総白血球数より、白血球の数が多い場合を「白血球増加症」と言い、白血球の数が少ない場合を「白血球減少症」といいます。
原因は生理的なものから病的なものまで様々で、動物病院では総白血球数のみではなく、増減が認められる白血球の種類や形態的変化の有無などを検査することで、診断を行うことになります。
今回は、「白血球増加症・減少症」における「好中球(こうちゅうきゅう)増加症・減少症」「好酸球(こうさんきゅう)増加症」について見ていきます。

「好中球(こうちゅうきゅう)増加症・減少症」の原因・症状

「好中球(こうちゅうきゅう)増加症」は、末梢血液における成熟好中球数が基準値より上回っている病状のことで、「好中球(こうちゅうきゅう)減少症」は基準値より下回っている病状のことです。
増加の原因として考えられるのは、興奮や恐怖など生理的なこと、急性・慢性炎症性疾患、糖質コルチコイドの投与、感染症、免疫介在性疾患、腫瘍、外傷などです。
また減少の原因としては、白血病などによる骨髄ろう、アナフィラキシーショック、感染症、薬剤などが考えられます。

「好酸球(こうさんきゅう)増加症」の原因・症状

「好酸球(こうさんきゅう)増加症」は、末梢血液における好酸球数が基準値より上回っている状態のことです。
「寄生虫性疾患」、「過敏性疾患」、「腫瘍性疾患」、「好酸球増加症候群」などで「好酸球(こうさんきゅう)増加症」が確認されています。
「好酸球増加症候群」は、血液中のみならず、消化管や肝臓など多数臓器に好酸球浸潤が伴う疾患です。
「好酸球増加症候群」の場合、食欲不振、元気消失、体重減少、発熱、嘔吐、下痢、リンパ節腫瘍などの症状が現れます。
この病気の発症原因は明確にはなっておらず、また臓器へ好酸球が浸潤することによって臓器不全が起こり、状態が悪ければ死に至ることもある、重い病気です。

Sponsored Link

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

猫に生の「エビ」や「カニ」を食べさせてはいけません

ネコに生の甲殻類を食べさせてしまうと、中毒を引き起こして嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。同様の理由により、「コイ」や「ワカサギ」などの淡水魚もネコに与えては行けないものとして、要注意です。

猫が誤食しないように気をつけるべき植物(花・葉・茎)

万が一猫が口にしてしまうと命取りになる花や観葉植物がたくさんあります。今回は、猫が口にすると危険で、且つ部屋に飾ってあっても不思議ではない植物の一部について見ていきます。

ロタウイルス性腸炎、レオウイルス感染症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

猫を含む哺乳類の動物に感染する恐れのあるウイルス感染症についてです。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「ロタウイルス性腸炎」、「レオウイルス感染症」について見ていきます。

糖尿病、毛球症(もうきゅうしょう) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

どんな猫でも病気になってしまうリスクはあります。普段の生活の中でよく観察し病気の早期発見が大切です。今回は、猫における消化器系の病気、「糖尿病(とうにょうびょう)」「毛球症(もうきゅうしょう)」について見ていきます。

甲状腺における腫瘍 : 飼い主が知っておきたい腫瘍性疾患

室内飼いで主食が缶詰、猫砂を使用していると甲状腺腫になる危険が!?今回は、猫における腫瘍性疾患、「甲状腺における腫瘍」について見ていきます。

エプリス(エプーリス)、口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ) : 飼い主が知っておきたい口の病気

歯茎にできる良性の腫瘍があります。今回は、猫における猫における口の異常、「エプリス(エプーリス)」「口腔内悪性黒色腫(こうくうないあくせいこくしょくしゅ)」について見ていきます。

肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

猫の心臓病の中でも多い傾向にあるのが「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)」です。今回は、猫における循環器疾患、「肥大型心筋症(ひだいがたしんきんしょう)」について見ていきます。

レプトスピラ症 : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

人獣共通感染症であり、家畜伝染病予防法で届出伝染病に含まれる細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「レプトスピラ症」について見ていきます。

フィラリア症(犬糸状虫症) : 飼い主が知っておきたい循環器系の病気

数年間に渡って心臓、および心臓周辺の血管で繁殖を続ける感染病があります。今回は、猫における循環器疾患、「フィラリア症」について見ていきます。

急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん) : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

小腸の異常により、急に消化器症状が発生することがあります。今回は、猫における消化器系の病気、「急性小腸疾患(きゅうせいしょうちょうしっかん)」について見ていきます。