MeoNavi [メオナビ]

猫と暮らすライフスタイル、猫ライフ情報を発信します

進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

 

同時多発的に全身の関節に炎症が起こる病気があります。

部屋で倒れこむ猫
今回は、猫の骨関節疾患、「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」について見ていきます。

Sponsored Link

進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)

「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」は、5歳以上のオス猫に発症しやすい病気です。

「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」の原因・症状

「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」は、同時多発的に全身の関節に炎症が起こる病気で、関節リウマチのような関節を破壊するような炎症の場合もあり、タイプは様々です。
5歳以上のオス猫に発症しやすい病気である一方、若年の猫に発症した場合は、増殖性の骨膜炎を主体とした炎症が発生することもあります。
「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」は通常、少しずつ症状が進行していき、最終的に全身が衰弱することになります。
明確な原因は不明とされており、人間の関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの疾患と同様に自身の免疫が関与されていると言われている一方、「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」の猫はウイルス感染率が高いことからウイルスの関与も考えられており、ウイルスと免疫応答の結果が影響しているのではないかという見方もあるようです。
「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」になると、体が痛そうにして歩くようになったり、元気消失、筋肉の虚弱、発熱などの症状が見られるようになります。
病状が悪化すると、関節軟骨や軟骨下骨の破壊、びらん性関節炎が発症し、関節が腫れ上がったり変形したりといった症状が現れることもあります。
猫に「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」の症状が考えられる場合は、直ちに獣医師に診てもらいましょう。
診断は、血液検査やX線検査、関節液検査、触診などが行われます。
人間や犬などとは違い、猫はリウマチ因子、抗核抗体の測定が困難であるため、血液検査によって猫白血病ウイルスの抗体価の測定などを行います。
「進行性多発性関節炎(しんこうせいたはつせいかんせつえん)」の治療方法は未だ確立していないというのが現状であるようです。
治療としてはステロイド剤の投与などの内科療法が行われることになるでしょう。
その他には、免疫調整剤や非ステロイド性消炎鎮痛剤、軟骨保護剤などの投与が試みられているようです。
発症後は、獣医師の指示に従い、薬の投与や安静が求められることもあります。

Sponsored Link

 - 猫の健康・病気 , ,

Sponsored Link
 
お役に立ったら、クリック頂けると幸いです。

  関連記事

病気は早期発見が重要!猫の行動をみて異変をチェック

ほんの些細な違いでも、早めに気づいてあげることが病気や怪我の早期発見につながります。違った行動をとっていたら、猫の体の調子が悪い時のではないか疑ってみましょう。

化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん) : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

猫同士のケンカや交通事故などによる外傷が原因で発症する関節炎があります。今回は、猫の骨関節疾患、「化膿性関節炎(かのうせいかんせつえん)」について見ていきます。

ヘルペスウイルス性皮膚炎、細菌性皮膚炎 : 飼い主が知っておきたい皮膚の病気

ウイルスや細菌に感染することによる皮膚病があります。今回は、猫における皮膚疾患、「ヘルペスウイルス性皮膚炎」「細菌性皮膚炎」について見ていきます。

細菌性脳炎(さいきんせいのうえん)・髄膜炎(ずいまくえん) : 飼い主が知っておきたい脳脊髄疾患

「脳炎(のうえん)」「髄膜炎(ずいまくえん)」は脳実質に炎症を起こしている状態です。今回は、猫の脳脊髄疾患、「細菌性脳炎(さいきんせいのうえん)・髄膜炎(ずいまくえん)」について見ていきます。

腎不全(じんふぜん)、尿失禁 : 飼い主が知っておきたい消化器系の病気

2つの腎臓は体内の水分量を適切に保ち血液の不純物をろ過するための大事な器官です。今回は、猫における消化器系の病気、「腎不全(じんふぜん)」、「尿失禁(にょうしっきん)」について見ていきます。

猫が誤食しやすく、腸閉塞になりやすいもの

猫は遊んでいるうちに誤って飲み込んでしまう場合もありますので、様子がおかしかったら誤食による不調の可能性も疑ってみましょう。今回は、家の中で猫が誤食しやすく、食べてしまうと腸に溜まってしまったり、腸閉塞を起こしやすいものについてです。

破傷風(はしょうふう) : 飼い主が知っておきたい細菌・ウイルス感染症

傷口の汚染から感染し発症する細菌性疾患があります。今回は、猫における細菌・ウイルス感染症、「破傷風(はしょうふう)」について見ていきます。

「ほうれん草」など“アク”がでる野菜は猫にとって毒

“アク”がでる野菜には「シュウ酸」が含まれており、猫が「シュウ酸」を摂り過ぎると「尿路結石症」になってしまいます。「尿路結石症」は一度なってしまうと再発しやすい病気ですので、「ほうれん草」を食べさせないようにすることに加え、普段からの予防が大切です。

甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)、甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう) : 飼い主が知っておきたい内分泌・代謝性疾患

猫における内分泌疾患についてです。今回は、猫の内分泌・代謝性疾患、「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)」「甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)」について見ていきます。

猫白血病ウイルス(FeLV)、トキソプラズマ症 : 飼い主が知っておきたい重い病気

感染したネズミなどから感染する病気もあります。今回は、猫における重い病気、「猫白血病ウイルス」(FeLV)、「トキソプラズマ症」について見ていきます。