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アキレス腱断裂 : 飼い主が知っておきたい骨関節疾患

 

アキレス腱が切れると「ベタ足」と呼ばれる状態になってしまいます。

外でくつろぐ猫
今回は、猫の骨関節疾患、「アキレス腱断裂」について見ていきます。

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アキレス腱断裂

「アキレス腱断裂」はほとんどが外傷が原因の急性ですが、中には徐々にアキレス腱が傷んで切れていく慢性の場合もあります。

「アキレス腱断裂」の原因・症状

「アキレス腱」は、猫のかかとに位置する太い腱です。
「アキレス腱断裂」の原因は、ほとんどの場合は交通事故などの外傷によるもので、アキレス腱の一部のみが断裂することを「部分断裂」、アキレス腱の全てが断裂してしまうことを「完全断裂」と呼びます。
「アキレス腱断裂」の原因が外傷が原因である場合としては、自動車の車輪への巻き込み事故や高い場所からの落下、刃物など鋭い物による外傷などが例として挙げられます。
また、慢性例の場合は、徐々にアキレス腱が傷んで最後は断裂してしまうということもあります。
慢性例の場合は少しずつ症状が現れ、「ベタ足」の姿勢が少しずつ進行してきます。
「アキレス腱」が断裂してしまった場合、症状としては歩行が困難になりなります。
「完全断裂」である場合、断裂した足と正常な足とを比較するとかかとの高さに違いが確認できたり、また、関節が異常に曲がってかかとが完全に地面についてしまう「ベタ足」の状態になります。
また損傷の初期段階は激しい痛みを感じることもあります。
猫が「ベタ足」になっていたり、かかとの高さが違っていたりした場合はすみやかに獣医師の診断を受けましょう。
動物病院では、「ベタ足」の状態確認や触診により診断されます。
触診に伴い、猫は激しい痛みを感じることもあります。
またX線検査や超音波による検査によってアキレス腱の状態や断裂の状態を確認することもあります。
「アキレス腱断裂」の症状は、「腓腹筋等種子骨剥離(ひふくきんとうしゅしはくり)」という病気の症状と酷似していますが、単純X線検査により鑑別することができます。
「アキレス腱断裂」における治療は、鎮痛薬の投与など保存療法に加えて、外科手術が行われることになるでしょう。
外科手術では、断裂したアキレス腱を縫い合わせることになります。
手術後はおよそ2ヶ月間は、運動を制限し安静を保つ必要があります。
慢性断裂の場合、切断したアキレス腱を縫い合わせることが困難な場合もあります。
その場合は、足根関節を固定することで治療を行うことになります。
「アキレス腱」が切れている足を外部から固定し、回復を待つことになるでしょう。

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