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蓄積病(ちくせきびょう)、水頭症(すいとうしょう) : 飼い主が知っておきたい脳脊髄疾患

 

猫における細胞の異常や脳の病気についてです。

道で倒れこむ猫
今回は、猫の脳脊髄疾患、「蓄積病(ちくせきびょう)」「水頭症(すいとうしょう)」について見ていきます。

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蓄積病(ちくせきびょう)

「蓄積病(ちくせきびょう)」は、先天的に内因性物質を分解するための酵素が欠損していることで神経細胞が死滅してしまう病気です。

「蓄積病(ちくせきびょう)」の原因・症状

「蓄積病(ちくせきびょう)」は、先天的に体内の酵素が異常、あるいは欠損しているために「ライソゾーム」(「リソゾーム」「ライソソーム」と言われることもある)という体内の細胞小器官における分解機能が機能しなくなることで、本来は体内で分解されている物質が分解されずに体内に蓄積してしまう病気です。
細胞小器官の「ライソゾーム」が機能しないことから「ライソゾーム病」とも言われ、この病気は先天性の疾患であるため、猫が若齢の段階で発症します。
「蓄積病(ちくせきびょう)」には、「異染性白質ジストロフィー」「ガングリオシドシス」「グルコセレブロシダーゼ欠損症」「グロボイド細胞白質ジストロフィー」「スフィンゴミエリン症」「セロイドリポフスチン症」「糖原病」「フコース蓄積症」「マンノシドーシス」「ムコ多糖体蓄積症」「ムコリピドーシス」といった、さまざまな種類の蓄積病がありますが、殆どの場合、治療法はないというのが現状です。
症状はさまざまで、頭部の震え、食欲不振、歩行困難、運動失調、嘔吐、失明などがおこります。
猫に異常を感じたら、動物病院で診察してもらうことが大切です。
診断は、臨床症状、画像診断、血液検査などによって行われます。

水頭症(すいとうしょう)

床に倒れこむ猫
「水頭症(すいとうしょう)」は、脳室に脳脊髄液が過剰に溜まった状態になり脳が圧迫されることで発症する病気です。

「水頭症(すいとうしょう)」の原因・症状

「水頭症(すいとうしょう)」は、先天性の場合もあれば、脳腫瘍、キアリ様奇形、伝染性腹膜炎ウイルスなどによる脳炎、など様々な原因により発生します。
症状としては、知能障害、癲癇発作、行動異常、知覚過敏による頭痛、元気消失、食欲異常、視力障害などが現れます。
猫に異常がみられたらすぐに動物病院で診察をうけましょう。
動物病院では、臨床症状、MRI、CT検査、また伝染性腹膜炎ウイルス、猫白血病ウイルス、猫免疫不全症候群ウイルスの抗体検査などによって診断されます。
治療は、浸透圧利尿剤やステロイド剤の投与や外科手術により頭蓋内の圧を下げるための治療が行われます。

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