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子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)、子宮炎(しきゅうえん) : 飼い主が知っておきたいメス猫の病気

 

メス猫と暮らしている飼い主は、メス猫特有の病気を気にして観察しましょう。

横たわるメス猫
今回は、メス猫の病気、「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」、「子宮炎(しきゅうえん)」について見ていきます。

子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)

「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」は細菌感染により子宮に炎症が起こり、内部に膿が溜まってしまう病気です。

「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」の原因・症状

「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」の症状としては、多飲、多尿からはじまり、嘔吐、拒食症、被毛の衰えなどがあります。
「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」の原因は細菌感染で、発情期には特に卵巣のホルモン分泌バランスが崩れやすいため、特に細菌が繁殖しやすい状態になると考えられています。
泌尿器系から細菌感染することが多く、感染によって子宮は膿でいっぱいになるため腫大し、状態が悪いと巨大化することもあります。
一度「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」にかかりそのままの状態にしておくと、発情シーズンになるたびに子宮は肥大し状態が悪化してしまいます。
不妊手術を行った猫は「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」になることはなく、「子宮蓄膿症(しきゅうちくのうしょう)」にかかった場合の治療としても不妊手術をお行うことになります。
また、細菌感染しているため抗生物質の投与によって治療が行われます。
状態が悪いと命にかかわることもある病気ですので、異常を感じたらいち早く動物病院に連れて行き獣医師にみてもらうことが必要です。

子宮炎(しきゅうえん)

避妊手術後の猫
「子宮炎(しきゅうえん)」は出産直後に発生する病気です。

「子宮炎(しきゅうえん)」の原因・症状

「子宮炎(しきゅうえん)」の原因は細菌感染です。
出産直後に、子宮内装の子宮内膜に細菌感染することによって発生します。
症状としては、外陰部から悪臭がしたり、食欲不振、嘔吐、乳量の減少などが発生します。
重症になると生命に関わることもありますので、出産後異常が見られるようであれば、すぐに獣医師の診察を受けることが大切です。
早期発見し適切な治療が施されれば完治しますが、状態が悪いと合併症が併発する危険性もありますので、早めの対処が重要です。
動物病院で「子宮炎(しきゅうえん)」の疑いが考えられる場合は、身体検査や分泌物の分析などによって診断に至ります。
「子宮炎(しきゅうえん)」であると診断されると、治療は抗生物質の投与により行われることとなります。

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