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精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)・停留精巣(ていりゅうせいそう)、前立腺異常 : 飼い主が知っておきたいオス猫の病気

 

オス猫特有の病気や異常についてです。

布団の中の猫
今回はオス猫の異常、「精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)・停留精巣(ていりゅうせいそう)」、「前立腺異常」について見ていきます。

精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)・停留精巣(ていりゅうせいそう)

精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)・停留精巣(ていりゅうせいそう)はオス猫の精巣(せいそう)(睾丸(こうがん))の病気、異常です。

「精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)・停留精巣(ていりゅうせいそう)」の原因・症状

「精巣欠損症(せいそうけっそんしょう)」は、うまれつき精巣(睾丸)が2つとも無い状態のことです。
先天性奇形として発生することが多く、要因は遺伝的なことによる可能性が高い症状です。
また、通常オス猫の精巣(睾丸)は生まれてから2,3週間経つと陰嚢(いんのう)内に降下してきますが、降下してこない状態が「停留精巣(ていりゅうせいそう)」です。
陰嚢(いんのう)に降りてくる過程で、腹部の筋層を通り抜けるときに発生し、筋肉の外側l,皮膚の下に存在することもあります。
停留精巣のオス猫の場合は、精子が作られていないことが多く、その場合は早い段階で去勢手術を行うことが必要となります。
これらの症状は身体検査で異常が確認されますので、早期に獣医師に診察してもらうことが大切です。

前立腺異常

膿の猫
膀胱(ぼうこう)の基底部に位置しているのが前立腺です。

「前立腺異常」の原因・症状

前立腺は分泌液を作っており、精子や他臓器からの分泌物と前立腺が作り出す分泌液が合わさることで精液が作られます。
オス猫の前立腺に異常があると、排泄に影響があり、失禁、便秘、血尿、出血、膿(うみ)などの症状が現れます。
前立腺異常による病気としては、前立腺に病原菌が入ることで発生する「前立腺炎」や、前立腺が肥大する「前立腺過形成」などの病気があります。
普段から猫を観察しておくことで、異常が見られたらできるだけ早く動物病院で原因を特定してもらい、適切な処置をうけることが大切です。
「前立腺過形成」の場合、薬剤療法やホルモン療法などの治療が施されますが、重症の場合、去勢手術をすることになる場合もあります。
また、「前立腺炎」の場合は抗生物質の投与による治療が行われます。
前立腺異常が特定されたら、食事内容を見直して良質なものを与えるようにしたり、食事内容を獣医師の指示に従ったものに変えていく必要があります。

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