病気は早期発見が重要!顔からわかる猫の異変
普段から猫の顔を観察して病気の早期発見に努めましょう。
猫が病気で苦しむ前に、普段から顔や表情を観察して異常がないかチェックすることが大切です。
手遅れになる前に、早期発見できるよう努めてあげるのも飼い主の大切な役目です。
目の様子からわかる異変
普段から猫の目を観察しましょう。
少しでも様子がおかしかったら獣医師に診てもらうほうがよいでしょう。
瞳が濁っている
瞳がいつもより濁っている場合は、出血している可能性があります。
また「ブドウ膜炎」の危険性もありますので、動物病院に連れて行って診てもらうのが良いでしょう。
眩しがっている
普段と同じ光を眩しがっている場合は、「角膜炎」や「緑内障」の危険性もあります。
瞳孔が開いている
瞳孔が開いていて目が異常に光って見える場合は、「甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)」の危険性があります。
目に輝きがなくトロンとしている
どこか体調が悪い可能性があります。
目だけではなく他に悪いところがないかよく観察しましょう。
耳の様子からわかる異変
撫でているときなどのついでに、耳の中をチェックしましょう。
耳を触ると嫌がる
嫌がって鳴き散らすようなら、「中耳炎」や「外耳炎」を疑いましょう。
耳から膿がでている
「中耳炎」や「外耳炎」がかなり悪化している可能性があります。
早めに動物病院で診てもらいましょう。
黒や茶色の耳垢が出ている
黒く乾燥した耳垢や茶色く湿った耳垢があるときは、「耳ダニ症」や「マラセチア菌感染」などの可能性があります。
鼻の様子を観察する
調子が悪いと鼻の様子も変わってきます。
鼻水に色が付いている
緑色の鼻水が出ている場合は、感染症にかかっている危険性がありますので医師の診断が必要です。
また、鼻血がでているときは腫瘍ができていたり、口の中が歯周病になっている可能性もあります。
口の中もたまにはチェック
口の中も異変が起こりやすい場所です。
口が腫れている
腫れていたり痛がっていたりする場合は「口内疾患」の可能性があります。
「歯周病」や「歯肉炎」の可能性がありますので早めの治療が必要です。
顎の下をチェック
顎は何かを飲んだり食べたりした時に汚れやすい場所ですので汚れから病気になりやすい場所です。
黒いブツブツができている
黒いブツブツができているときは「猫ニキビ(猫座瘡(ねこざそう))」の場合があります。
普段から清潔にしてあげましょう。
顎にしこりがある
顎を触った時にしこりができている場合は「リンパ腫」の可能性があります。
その場合はあまり触らないようにして獣医師に診てもらうことが必要です。