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ラパーマ : 巻き毛を意味する「パーマネント」から名付けられた猫

 

柔らかくカールした被毛が特徴の「ラパーマ」についてです。

laperm

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスby Bebopscrx

ラパーマの起源

「ラパーマ」は、アメリカオレゴン州ダラスのさくらんぼ農場で突然変異により生まれたブラウンタビーのネコが起源です。
害虫の駆除の役割として飼育されていたネコから生まれた子猫の中に一匹だけ無毛のネコが生まれました。
子猫の頃は無毛だったといいますが、成長するにつれカールした毛並みになっていったことから「カーリー」という名前がつけられたそうです。
そのネコから生まれた子猫が全て母親である「カーリー」と同様に無毛で、成長するにつれて巻き毛が生えてきたといいます。
その後、さくらんぼ農場の害虫駆除役のネコとして繁殖し、「シャム」などとの交配もあって毛色などのバリエーションが増えました。
「ラパーマ」という名前は、巻き毛を意味する「パーマネント」から名付けられたということです。
なお、「デボンレックス」や「コーニッシュレックス」「セルカークレックス」など同様にカールした被毛を持った品種のネコとは違う遺伝子のネコで、「レックス」達の遺伝子が劣性遺伝であるのに対して、「ラパーマ」は優性遺伝子ということがわかっています。

ラパーマの特徴

「ラパーマ」の外見的な特徴は、名前にもあるようにそのカールした被毛です。
なお、「ラパーマ」には長毛のネコと短毛のネコの2種類が存在します。
カールした被毛は、特に耳の付け根のあたりと顎の下に強く現れます。
多くの場合、生まれたばかりの「ラパーマ」は無毛に近いほど毛が無く、本当にカールした毛が生えてくるのか心配になりますが、およそ1歳を向かえる頃になると「ラパーム」の特徴であるカールした被毛が生えてきます。
そのカールした毛並みはとても柔らかくふわふわしています。
「ラパーマ」の性格は、もともと農場の害虫駆除役として飼育されてきたということもあり、活発で遊び好きです。
しかし、決して感情的であるということはなく、むしろ温厚で静か、飼い主に対しては従順で優しく、また甘えん坊な性格です。

「ラパーマ」の基本データ

英語表記LaPerm
原産地アメリカ合衆国
誕生時期1982年
発生スタイル突然変異的発生(※突然変異で生まれ、変わった特徴を固定させた品種)
公認団体CFA(The Cat Fanciers’ Association)、TICA(The International Cat Association)
ボディタイプセミフォーリン(※やや細身)
カラー毛色:ブラウンタビー、チョコレートなど多数、目色:多数

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